タイトル フランダースの犬
原題 A DOG OF FLANDERS
監督 ケビン・ブロディ
出演者 ジェレミー・ジェイムズ・キスナー
ジョン・ボイト
内容 お爺さんと二人で牛乳運びををして暮らす少年ネロは、ある時、衰弱した犬を拾い、パトラッシュと名付け、可愛がる。数年後、幼なじみのアロアとの結婚を望むようになったネロは、アロアの父に貧しさ故に敬遠されていたため、一攫千金を狙い、自分の絵をコンクールに出すことを誓う。
おすすめ度 ☆★★★★
 カットが非常に下手な映画。映画の出来は悪くないのに、編集でカットした際の映像のつなぎが雑な上にその数も多いので、、集中力がそがれる。さらにラストシーンのぶつぎれのような終わり方は、映画の出来以前に腹立たしくなった。吹き替え声優の配役も子役に関してはうまいとも言えず、大いに不満が残った。
 話としては原作のフランダースの犬そのものだが、ネロと犬との交流はあまり描かれず、ネロの青春物語っぽい話となった。感動は出来るが、原作をなぞっているような作りで、薄っぺらい印象。ネロは日本のアニメと比べると、クールでうぬぼれ屋で反抗心も強く、あまりまわりから好かれるキャラとは思えない。おまけにパトラッシュをかわいがらず、おじいさんにも熱心に看病しているとは思えない。ただ、アロアには小学生とは思えないほど、アプローチをかけている。恐らくフランダースの犬至上、まれにみる異色のネロであろう。
 総評としては、フランダースの犬なのに、犬はほとんどおざなり、編集もひどい、子役以外の役者はいい演技をしているが、主役はプレイボーイのネロとなんか不満が多く、すっきりしない映画。ジョン・ボイトがネロの本当の父親なのかどうかぐらいはっきりさせてほしい。
補足。その後、ビデオで見直したところ、劇場版のカットはかなりひどいものと判明。特にラストは、ビデオでは、劇場版の母親が現れた瞬間にぶつ切りのような終わり方ではなく、きちんと終わっていた。