cover
タイトル エリザベス
原題 ELIZABETH
監督 シェカール・カプール
出演者 ケイト・ブランシェット
ジョセフ・ファインズ
ジェフリー・ラッシュ
内容 16世紀のイギリス。ヘンリー8世とその愛人アン・ブーリンの間に生まれたエリザベスは、一度は反逆罪に問われるが、メアリー女王の死により25才でイングランド女王に即位する。しかし、王室では、政略結婚や宗教対立など難題を抱え、エリザベスも恋人のレスター伯との関係で悩むこととなる。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 エリザベスがイギリス女王となり、女王しての自覚を持つようになるまでの映画。
 イギリスの歴史を知らなくても、すんなりとドラマに入り込めるよう演出されている。メインの登場人物の顔立ちが似通った俳優を使っていないのもよい。また、衣装やセットも中世の時代を忠実に再現している。
 エリザベス役ケイト・ブランシェットは女王としての貫禄があり、鬼気迫るものがある。特に女王となる前と女王になってからの立場の違いを表面だけでなく、心の葛藤まで見事に表現している。エリザベスの恋人レスター伯役ジョセフ・ファインズは「恋に落ちたシェイクスピア」と同じような役回り。
 話としては、エリザベス中心の話の割には、エリザベスの心情があまり伝わってこないと言う印象。女王という立場を観る側にも押しつけられている印象で、エリザベスに感情移入しにくい。
 政治サスペンスものとしては、もう少し推理要素を組み込んで味付けが欲しいところ。
 総評としては、女王の人間ドラマとしては、よく再現できている映画。