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タイトル ノッティングヒルの恋人
原題 NOTTING HILL
監督 ロジャー・ミッチェル
出演者 ヒュー・グラント
ジュリア・ロバーツ
リス・エヴァンス
内容 ウエストロンドンの小さな街ノッティングヒルで平凡な毎日を送る青年ウィリアム・タッカーの経営する旅行書専門店に世界的に有名なハリウッド映画スター、アナ・スコットが偶然、訪れる。その出会いをきっかけにさらなる出会いが実現し、二人はデートをするようになるが、アナとタッカーの住む世界に大きく違い、恋の生涯がいくつも待ち受けていた。
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
 コメディとラブ・ロマンの調和がとれた感動的な映画。主役の誰がよかったというのではなく、出演者全員のチームワークが取れていて、演技に不自然さがなく、劇を見ていると言うより、映画の中の人々の世界をのぞき見ているような感覚になるくらい素晴らしい。キャラそれぞれに個性があり、各キャラのドラマが短い中にもキチッと描かれていて、印象深く、それが主人公の成長に密接に関わっている点も実に緻密。
 また、ドラマもタッカーを中心に話を進めたことで、観る側は素直に登場人物に感情移入が出来てよい。その分、アナの女優として苦悩やふだんの生活ぶりがあまり伝わらない部分もあるが、それほど気にはならない。最後の告白シーンの演出、そこまでの伏線の貼り方、エピローグでの歌を流しながらの後日談、どれも非常に計算されていて、感動できる。
 役者としては、タッカー役ヒューはうだつは上がらないが気の優しい男をうまく表現している。アナ役ジュリアの方は本当に女優っぽく、あまり演じてる感じがなかったのが逆によかった。スパイク役リス・エヴァンスは人を笑わせるタイミングがうまい。ベラ(ジーナ・マッキー)とマックス(ティム・マッキンリー)の深い夫婦愛も印象に残った。
 総評としては、ロマンス映画としては上出来。内容的に「ローマの休日」に例えられるが、この映画は二人の恋の成就を見守る映画であると同時にそれを見守る友人たちのドラマにも注目して欲しい映画。