| タイトル | 娼婦ベロニカ |
|---|---|
| 原題 | A DESTINY OF HER OWN |
| 公開年 | 1998 |
| 監督 | マーシャル・ハースコビッツ |
| 出演者 |
キャサリン・マコーマック ルーファス・シーウェル オリバー・プラット モイラ・ケリー |
| 内容 | 1583年ベネチア。ベロニカ・フランコは青年貴族マルコを愛していたが、身分の違いで結婚できなかった。母の薦めで高級娼婦になることを余儀なくされ、ベロニカは性技と教養を叩き込まれ、上流階級の人間と次々と関係を持つまでに成長するが、反面、マルコへの愛との葛藤にも苦しめられていた。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆☆★ |
| 評 | 映画「エリザベス」と男女の立場を逆転させたような映画。 キャサリン・マコーマックが身分の差のために恋人と結婚できず、生活のために娼婦にならざるを得なかった女性ベロニカ役を情熱的で魅力あふれる演技を披露している。ただ、キャサリンが純粋すぎて、娼婦らしいいやらしさというか、淫らな部分がまるで感じられないのが、ちょっと娼婦という職業をきれいに描きすぎたのではと言う気もする。 最後の宗教裁判のシーンでの被告ベロニカの弁舌と、恋人マルコ(ルーファス・シーウェル)の命がけの弁護、そして意外な展開は非常に盛り上がって、感動できた。また、ベロニカに嫉妬するマフィオ役オリバー・プラットも本当に負け犬という感じの意地の悪さが随所に出ていて、いい演技をしていた。 また、体は売っても心は売らないというベロニカの姿勢が最後まで貫かれているのもよかった。 映画的には、ロマンチックすぎるきらいもあるが、映像が美しく、世界観もきちんと描いていて、大人の恋愛ドラマとしては良質の出来。 |