cover
タイトル 聖なる嘘つき その名はジェイコブ
原題 JACOB THE LIAR
公開年 1999
監督 ピーター・カソヴィッツ
出演者 ロビン・ウィリアムズ
アラン・アーキン
ハンナ・テイラー・ゴードン
ボブ・バラバン
内容  1944年のポーランド、ゲットー(ユダヤ人地区)で生活するジェイコブは監視員に外出禁止時間が過ぎたことをとがめられ、司令部に出頭する。
 そこで偶然、ソ連軍が近隣のベザニカまで進軍していることをラジオ放送で知り、それを友人のミーシャにうっかり話してしまう。
 ジェイコブがラジオを持っていると勘違いしたミーシャはそれを仲間に話してしまい、ジェイコブはたちまち仲間から注目を浴び、やむをえず嘘のラジオ情報を話すことになった。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 暗い絶望の淵の中でも希望を人々に与えようとする男の姿を描いた映画。「パッチ・アダムス」に通じるところがある。
 ただ、ナチスの収容所を描いたわりには、それほど悲壮感がない。あまりにも人情映画っぽく描きすぎて、ジェイコブの行動の重大さが伝わってこない感がある。
 ラストは本来ならかなり泣ける演出なのだが、映画全体ののんびりとしたムードのせいで、盛り上がらなかった。
 ロビン・ウィリアムスはコメディ映画でもないのに笑いを盛り込もうとしすぎるきらいがある。徹底して笑いを盛り込むのならわかるが、中途半端に入れるので、映画のムードを壊してしまっている。
 構成はとてもいいと思うが、ラストの感動まで持っていくまでの土台作りに難がある。オーソドックスとしか言いようのない作品。