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| タイトル | アメリカン・ビューティー |
|---|---|
| 原題 | AMERICAN BEAUTY |
| 公開年 | 1999 |
| 監督 | サム・メンデス |
| 出演者 |
ケビン・スペイシー アネット・ベニング ソーラ・バーチ ウェス・ベントレー ミーナ・スパーリ |
| 内容 | 雑誌社で働くレスター・バーナムは42歳。不動産ブローカーの妻キャロリンと高校生の娘ジェーンと暮らしている。妻は仕切り屋で娘は反抗期。レスターは家ではのけ者であった。 そんな時、レスターはキャロリンとジェーンがチアガールとして出場するバスケット・ボールの試合を見に行く。そこでレスターはジェーンと一緒に踊る美少女アンジェラに釘付けとなり、恋をする。 レスターは娘に軽蔑されながらも、アンジェラへの妄想をどんどん発展させていく。 |
| おすすめ度 | ☆☆★★★ |
| 評 | 表向きは幸せな家族を装いながら、家庭内では崩壊している家族の姿を描いた映画。 正直言うと、なぜこれがアカデミー賞に選ばれる作品なんだという感じ。この映画より「グリーンマイル」や「ストレイト・ストーリー」の方が3倍はよかったと思うが。 それだけ現代のアメリカの家族は家庭内別居状態の家族が多いということなのだろうか。 ただ、要所要所で現れる薔薇の使い方が上手い。レスターにとっての理想は若い頃の妻との楽しい関係だった。それが今の妻は自分よりも薔薇の世話に明け暮れている。 レスターがアンジェラに恋をした時、薔薇が現れたのは、若い時にキャロリンに抱いた時の恋心と同じ気持ちが芽生えたことを現しているのだと思う。その辺はラストでのレスターの行動をみても、非常に上手く伏線を張って、描かれている。 役者的にみると、レスター役ケビン・スペイシーは夢想に明け暮れ、うだつが上がらない中年男から徐々に人生の転換を図ろうと努力する姿をコミカルに演じていて、見事だった。キャロリン役アネット・ベニングも「マーシャル・ロー」とは対照的な感情表現豊かで仕切り屋という感じの恐い奥さんぶりはなかなかよかった。 ジェーン役ソーラ・バーチはクリスティーナ・リッチっぽい現状に不満を抱いているちょっとクールなふてくされた娘という感じの演技でこれもよかったが、ただ胸は見せて欲しくなかった。 話はコメディタッチだが、根底にあるテーマがどこか暗くて、あまり素直に笑えない。最も笑いの取り方が下ネタなので、あまり新鮮みはない。 ラストの殺害される要因も突発的でドラマチックじゃない。 この映画で評価するところがあるとすれば、男の哀愁や寂しさをコミカルな映像の裏でそれとなく見せているところであろうか。 |