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| タイトル | インサイダー |
|---|---|
| 原題 | THE INSIDER |
| 公開年 | 1999 |
| 監督 | マイケル・マン |
| 出演者 |
アル・パチーノ ラッセル・クロウ クリストファー・プラマー ダイアン・ヴェノーラ |
| 内容 | 大手タバコ会社B&W社の研究開発部門の副社長であったが、上司と対立し解雇されたジェフリー・ワイガンドのもとへCBSの報道番組”60ミニッツ”のプロデューサー、ローウェル・バーグマンが接触を図ってきた。ワイガンドは会社との守秘義務を盾に最初はバーグマンに内部情報を話すことを拒否するが、会社からのワイガンドに対する度重なる嫌がらせに腹を立てたワイガンドは、ついに内部告発を決意する。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆☆★ |
| 評 | 実話に基づいたタバコ会社告発映画。 アル・パチーノとラッセル・クロウの役作りに対する熱意が伝わってくる。特にワイガンド役のラッセル・クロウはまだ30代なのに50代の中年男を違和感なく演じている。 告発映画はたくさんあるが、この作品はご都合主義は廃し、リアルに話を進めている。特にバーグマンがテレビ側の告発映像の放送差し止めに対し、あくまでテレビ局の一プロデューサーに過ぎないため、思い切った抗議も出来ず、ワイガンドも助けてやれないあたりは、従来のアル・パチーノの路線からすると、非常に歯がゆく、観ていてヤキモキさせられる。 それがあるだけに終盤のバーグマンの行動は大いに盛り上がった。 この作品で一番伝わってくるのは信念である。ワイガンドは過去には万引きあり、暴力ありで、決して善良な人間ではないが、科学者の信念だけは貫き通し、あらゆるリスクを負う覚悟で内部告発をした。そして、バーグマンも情報者を決して裏切らないという信念のもと、ワイガンドがどんな人間であっても、助けようとした。 バーグマンとワイガンドには友情のような感情的なつながりはほとんどないのだが、互いの信念の結びつきだけで話が進んでいくあたりは、従来の信頼関係を軸とした告発映画とは違った人間ドラマを見せてくれる。 難点としては、ワイガンドやバーグマンの描き方はかなり優れているのに、ワイガンドの妻リアーンに関しては演技的なものなのか、描き方が弱いのか、夫へのいたわりがあまり感じられず、自分勝手な女性のように見えてしまったので、もうちょっとフォローが欲しい気がした。 |