タイトル クローサー・ユー・ゲット
原題 THE CLOSER YOU GET
公開年 2000
監督 アイリーン・リッチー
出演者 イアン・ハート
ショーン・マッギンレイ
ニーアム・キューザック
ルース・マッケイブ
内容  アイルランド北西部の村。これといった娯楽もなく、村民は退屈な日々を過ごしていた。この日も村民を集めての教会での映画上映だったが、なぜか上映された映画は予定されていた「十戒」ではなく、女優ボー・デレク主演のセクシーな映画であった。
 若く輝いている女性の姿を見てしまった独身の男たちは、この映画で都会的な女性への思いに目覚めてしまう。
 村の女性たちの冷ややかな視線も何のその、肉屋のキーランが先頭になって独身男たちは、新聞にダンスパーティーにアメリカ女性を招待しようという広告を出す。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 退屈な村で新聞広告で募集したアメリカ女性が来るのを待ち続ける独身男たちの悲哀を描いた映画。
 アメリカ女性が本当にやってくると信じて、髪を金髪にして、服装も派手にするキーラン役のイアン・ハートはなかなか哀れさを誘う演技。パーティーの日にアメリカ女性が来ず、逆に村の女性たちが呼んだスペイン人漁師たちが来てしまい、逆ギレするところや、今まで見向きもしなかった村の女シボーンに情けなく求愛するところなど本当に虚しい。
 また、パット・ショート演じるオリーの童貞を捨てるための努力にもちょっと心打たれた。
 映画的には、独身男たちの様々な恋愛へのアプローチが描かれているのだが、皆不器用で、なかなか想いが女性に伝わらない。それがじれったくはあるものの、田舎っぽい素朴さがあって、温かく見守ってやりたい気持ちになる。
 会ったその場で恋愛に発展するような映画よりもこういう映画の方が現実的かなという感じもした。コメディとしても、青春ものとして悪くない作り。