| タイトル | タイタス |
|---|---|
| 原題 | TITUS |
| 公開年 | 2000 |
| 監督 | ジュリー・テイモア |
| 出演者 |
アンソニー・ホプキンス ジェシカ・ラング アラン・カミング ジョナサン・リース・マイヤーズ ローラ・フレイザー |
| 内容 | ローマ最高の戦士タイタス・アンドロニカスはゴート族との戦いの勝利し、ゴートの女王タモラと三人の息子を人質にローマへ凱旋。戦いで死んだ息子たちの魂を弔うため、タモラの息子一人をタモラの懇願にも関わらず処刑してしまう。 そのころ、ローマでは皇帝の兄サターナイナスと弟バシアナスが次期皇帝を争っていた。皇帝の選任を護民官から委ねられたタイタスは、あろうことか娘ラヴィニアの許嫁バシアナスではなく、サターナイナスを選んでしまい、なおかつ娘を彼に嫁がせることを承諾する。 しかし、ラヴィニアの兄たちの反対で恥をかかされたサターナイナスは人質であったタモラを妻に迎えてしまう。これを機に、タモラによるタイタスへの恐るべき復讐劇が始まった。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | 自業自得が招いた復讐がさらなる復讐を呼ぶ連鎖の悲劇を描いた映画。シェイクスピアのローマ史劇「タイタス・タンドロニカス」の映画化。 強姦、処刑、拷問シーンは凄惨だが、芸術っぽい描き方で残酷さより悲哀さを感じさせる。舞台や設定はローマ時代なのだが、そこにある文化が現代的になっている。例えば、車やバイクが当たり前のように走っていたり、TVゲームがあったりする。髪型や衣装もローマ時代と現代がゴッチャになっている。ただ、それが作品の中に自然と溶け込んでいるので、違和感はなかった。むしろ、世界観はうまく構築されている。 2時間半という長い映画だが、時間の長さは感じさせなかった。 強姦されたあげく、舌を抜かれ、両腕を切断されてしまうタイタスの娘ラヴィニア役ローラ・フレイザーがこの映画では一番いい演技をしていた。 とにかく、バタバタ人が死ぬわりに、どのキャラにも感情移入しにくいと言う妙な映画。最初の少年の人形遊びを大きな舞台劇にして見せたという感もある。どのキャラにも個々がそれぞれ持っているはずの愛情やいたわりが感じられない。 ハリー・レニックス演じるムーア人アーロンの狡猾さに比べ、後半のジェシカ・ラング演じるタモラのおバカぶりが情けなかった。 |