| タイトル | 私が愛したギャングスター |
|---|---|
| 原題 | ORDINARY DECENT CRIMINAL |
| 公開年 | 1999 |
| 監督 | サディウス・オサリヴァン |
| 出演者 |
ケビン・スペイシー リンダ・フィオレンティーノ ピーター・ミュラン スティーブン・ディレーン ヘレン・バクセンデール |
| 内容 | アイルランドのダブリンの街。外へ出る時はいつも黒いヘルメットをかぶり、バイクで移動する男マイケル・リンチ。彼は街では有名な強盗団のボスで、表向きは生活保護を受けながら、裏では銀行強盗を重ねている。 リンチには3人の子供と妻と妻の妹を養うため、警察のマークにあいながらも、国立美術館のカラヴァッジオの絵を狙う。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | 英雄強盗映画。「ニュートン・ボーイズ」系の映画だが、この手の映画には珍しく主人公が強盗時にちゃんと顔を隠している。当たり前のことなのだが、映画的には俳優の顔が隠れるということで、多くの作品は顔出しで強盗することが多いのである。 時代は現代のような感じなのだが、そのわりには防犯に対してかなりずさん。高価な絵を飾っている美術館なのに、防犯ベルはないし、簡単に絵は取り外せるしで、白昼、堂々盗んでしまうのはなんかリアリティ以前にスマートさに欠ける。 後、ケビン・スペイシー演じるマイケル・リンチは自宅からいつも警察にマークされているのに、なお逮捕されるリスクを犯してまで強盗をやるという理由がわからない。少なくとも泥棒メンバーのリーダーなんだから、部下にやらせればいいのに、なぜ自分が自ら動く必要があるのか。マスコミに目立ちたいからだけでは動機が不十分な感じ。盗みの手口を見ても、映画的なご都合主義がなければ、絶対に捕まっているような手口だし。せめて、「トーマス・クラウン・アフェアー」なみの知性的な盗みの手口を見せて欲しいところ。 ストーリー的にはマイケル・リンチが結婚しているリンダ・フィオレンティーノとヘレン・バクセンデールの姉妹について、もうちょっとクローズ・アップして欲しかった。二人妻状態になったいきさつをもう少し突っ込んでくれれば、話にふくらみが出てきた気もする。 キャラクター的にはマイケル・リンチはクールで知性的でしたたかというケビン・スペイシー特有のキャラでいい線行っているので、シリーズ物なら面白いかもしれない。 余談だが、男性の局部がモザイク修正なしでドーンと画面に出たのには驚いた。死体ならいいのか。 |