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| タイトル | クロコダイルの涙 |
|---|---|
| 原題 | THE WISDOM OF CROCODILES |
| 公開年 | 1998 |
| 監督 | ラース・フォン・トリアー |
| 出演者 |
ジュード・ロウ エリナ・レーヴェンゾーン ティモシー・スポール ジャック・ダベンポート |
| 内容 | 青年医師スティーブン・グリルシュは自分を愛する女の血を吸わなければ生きていけない体であった。そのために彼は女の愛を自分に向けさせるまで付き合ってから、血を吸って殺害するという犯罪を繰り返していた。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | 孤独な吸血鬼の青年の悲哀を描いた映画。 従来の吸血鬼映画のようなホラーやサスペンス・タッチの映画ではなく、自分に対し愛情を持つ女性の血を吸わないと生きていけないというサガを持った青年の人間ドラマとして終始描かれている点は注目に値する。 彼は爬虫類のように自分が生きるために女性が自分を好きになるような感情を持たせることに尽力する。自分が好きかどうかは全く関係ないのである。 その思考の一方で人間的な正義感と優しさが同居するのだが、それが一つの思考として存在するので、危険な人間なのか、いい人間なのか、よくわからないまま、物語が進む。 彼の過去はあまり語られず、なぜ吸血鬼になったのかはわからない。ただ、十字架にも日の光にも弱いわけではなく、外形的には血を吸う病気を持った人間という感じである。 話としては、もう少し天才的な犯罪者っぽい描き方をして欲しかったし、事件部分でもどうにも詰めの甘さが残る。人間ドラマを意識過ぎるあまり、サスペンス映画的な展開なのに、それを途中で放棄してしまった感が残る。ストリート・ギャングたちも偶発的に現れただけで、ちょっと唐突だった。主人公が恩を着せるために裏で雇っていた設定だったら、面白かったのだが。 ただ、主人公を演じるジュード・ロウはかっこいいキャラとしてうまく演じているし、魅力的である。 |