タイトル ベニスで恋して
原題 PANE E TULIPANI
公開年 2000 イタリア・スイス
監督 シルヴィオ・ソルディーニ
出演者 リーチャ・マリェッタ
ブルーノ・ガンツ
ジュゼッペ・バッティストン
マリーナ・マッシローニ
内容  夫と息子二人と一緒にバスでのツアー旅行をしていた主婦ロザルバ。しかし、ドライブインのトイレに行っている間にツアーバスが出発してしまい、置き去りに。携帯電話で夫と連絡を取っても、怒鳴られてしまう。
 仕方なくヒッチハイクで家に帰ることにしたロザルバだったが、その途中で立ち寄った憧れの街ベニスが気に入ってしまい、居着いてしまう。
おすすめ度 ☆☆★★★
 家族旅行で家族とはぐれたのを機に一時の新しい生活を手に入れた主婦の映画。
 表面的に見れば、リーチャ・マリェッタ演じる主人公の主婦ロザルバはブルーノ・ガンツ演じる独身の男フェルナンドに家に同居しているわけだから不倫に近いのだが、それがあまり大事にならないのは文化の違いからなのか。ロザルバの息子達もあまり驚いていないし。ラストは言えないが、この映画のような形で主婦が家族を離れ、新しい人生を踏み出せるなら、きっと幸せに違いない。
 全体的にコメディ・タッチの作りで、ほのぼのとしたムード。内容はもう少し重い気がするのだが、このムードのせいでキャラの感情に深みがなくあっさりとしていて、ドラマもなんかダラダラと長い印象になってしまった。もう少し主人公に家族と今の生活のどちらを取るかの葛藤とか、家族や現状の生活への怒りや不満とかをぶつけるシーンがあっても良かった気がする。
 この映画の主人公はどう見てもお気楽すぎ。性格的にはうらやましいが。