| タイトル | 背信の行方 |
|---|---|
| 原題 | SIMPATICO |
| 公開年 | 1999 |
| 監督 | マシュー・ワーカス |
| 出演者 |
ジェフ・ブリッジス ニック・ノルティ シャロン・ストーン キャスリーン・キーナー アルバート・フィニー |
| 内容 | サラブレットの馬主として成功を収めたライル・カーター。しかし、20年前の親友ヴィニー・ウェッブから突然、過去にカーターとウェッブ、ロージーの三人で競馬詐欺を働き、大金を手に入れたことをネタに脅しの電話が入った。カーターはやもえずウェッブのいる故郷のクカモンガに向かうのだが……。 |
| おすすめ度 | ☆☆★★★ |
| 評 | 各登場人物の目的がはっきりしない中途半端なサスペンス人生映画。20年ぶりに電話をかけてきた友人から昔のことで脅迫を受けて慌てること自体、もう話としてはおかしい。いつでも自分を脅す材料を持っている人間が身近にいるのなら、どうしてそれだけ長いこと問題を放置してきたのか。また脅迫に対し、金持ちなのに何の対策も用意してないと言うのも変だし。 また、キャスリーン・キーナー演じるダービー好きなヴィニーの恋人セシリアが話の中心人物として活躍するが、はっきりいって彼女のエピソードは映画全体からすると、全くなくてもいいものなのに、なぜ映画の中心に持ってくるのかも理解できない。少なくとも主役でもない彼女が一番映画の中では存在感があった。 そのおかげで終盤になってやっとロージー役シャロン・ストーンが現れて、突然馬の物語を展開されても、今ひとつ盛り上がらない。 さらにジェフ・ブリッジス演じる脅迫された社長ライル・カーターは途中で人生投げやりになって、最後はニック・ノルティ演じる脅迫した男ヴィニー・ウェップと同居を始めるしで、もうこの映画自体、どうしたかったのかがさっぱり見えてこない。 長い間、罪の意識にさいなまれてきた男女のことを描く映画なら、もっと別の描き方があったように思う。 キャスリーン・キーナーの演技以外は見所なし。タイトルの「背信」とは観客への背信のことなのだろう。 |