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タイトル ザ・セル
原題 THE CELL
公開年 2000 アメリカ
監督 ターセム
出演者 ジェニファー・ロペス
ヴィンス・ヴォーン
ヴィンセント・ドノフリオ
マリヌンヌ・ジャン・バプティスト
内容  若い女性の連続殺人犯を追っていたFBI捜査官ピーター・ノバックは犠牲者の遺体に付着していた犬の毛から飼い主のカール・スターガーを割り出し、自宅に突入したが、スターガーは意識不明で倒れていた。スターガーの家のビデオに水槽に閉じこめられた見知らぬ女性のビデオがあったことから、女性を救出するため、ノバックは最先端の装置を使って精神分裂症の患者の精神世界に入り込んで治療を行っている心理学者キャサリン・ディーンにスターガーの心の中に入り込み、女性の居場所を突き止めるよう依頼する。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 猟奇殺人犯の脳に入り込む女心理学者の映画。
 ヴィンセント・ドノフリオ演じる殺人犯カール・スターガーの脳の中の世界が不可思議な精神世界というより、何か芸術面を強調した世界になってしまっている。本来、精神世界なら、もう少し犯人の生活環境と結びついた世界が展開されてもいいような気がする。
 ジェニファー・ロペス演じる心理学者キャサリンの精神世界でのアラビア調の衣装もどういう発想のものなのかよくわからない。脳の中では彼女がああいう服装にしたいと望んでいるのだろうか。
 それと、脳にダイブする前に被験者とダイバーの顔に基盤の入った布のようなものをかぶせるのだが、どう考えても窒息を促すものだし、布のようなものでなくても代替策は他にあると思うだが。
 内容的には、昏睡状態の殺人犯の脳に入り込み、殺人犯から昏睡前に誘拐した女性の居場所を聞き出すという時間制限のある緊迫感は内容は違うが「羊たちの沈黙」のような雰囲気がある。ただ、殺人犯をやっつけるではなく、殺人犯のトラウマを解消してやろうという善意の映画なので、腸を機械で巻き取るなど残酷なシーンもあるが、後味はさっぱりとした希望のある終わり方となっている。
 とはいえ、精神世界の描き方が注目される映画だけにもう少し独自の異様な世界観を造り出して欲しかった。