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| タイトル | ザ・コンテンダー |
|---|---|
| 原題 | THE CONTENDER |
| 公開年 | 2000 アメリカ |
| 監督 | ロッド・ルーリー |
| 出演者 |
ジョーン・アレン ゲイリー・オールドマン ジェフ・ブリッジス クリスチャン・スレイター サム・エリオット |
| 内容 | 任期を2年残した民主党のジャクソン・エヴァンス大統領は副大統領選びに河に落ちた女性を救出しようとした英雄行為で本命視されていたジャック・ハサウェイ知事ではなく、女性のレイン・ハンソン上院議員を選んだ。 しかし、彼女が正式に副大統領になるためには下院の司法委員会が開く聴聞会を経て、議会の承認を得なければならなかった。 司法委員会の委員長を務める共和党議員のシェリー・ラニヨンはハサウェイ支持派で、彼女の副大統領就任を阻止するためにレインが参加したとされる大学時代の乱交パーティーの写真を攻撃材料に持ち出す。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆☆★ |
| 評 | 副大統領擁立をめぐって繰り広げられ政治サスペンス映画。 大統領役のジェフ・ブリッジスは汚い政治の世界の荒波を乗り越えて、大統領に成り上がったという老練さと狡猾さが感じられ、過去に大統領を演じた俳優の中では一番政治家っぽい印象がある。特に執拗に主人公の弱点をつく委員長ラニヨン(ゲイリー・オールドマン)を罠にはめるところなどは最高の演技。さらに政党に左右にされず、自分の理念で動く一本気な若手議員ウェブスター(クリスチャン・スレイター)を敵であるにもかかわらず、最後にはうまく利用できると、初対面で判断としているところもすごい。そして、最後には頑なだったレイン・ハンソン議員(ジョーン・アレーン)の心まで開かせてしまうなど、もういいとこどりという感じ。 ラストの大統領の演説で盛り上がる終わり方はよくある感じの終わり方であまり誉められたものではないが、そこに至るまでの政治的な攻防は偶然性や御都合主義的な演出を廃していて、現実にあり得るような話が展開し、見ている者に説得力を与えている。 登場人物全てに表の発言とは別に内に秘めたる思惑があって行動しているところがあり、時には味方になり、時には敵になると言う人間関係の描き方が素晴らしい。とかく、話をわかりやすくするためにハリウッド映画は善人悪人をはっきりわけがちだが、この映画のように登場人物の行動がわかりやすく整理されていれば、善悪の基準をつけなくとも、登場人物の性格が十分理解できることがよくわかった。 リアル志向であるため、緊迫感のあるシーンは少ないが、政治の駆け引きを伝える映画としては非常によくできている。 |