タイトル ジャニスのOL日記
原題 JANICE BEARD 45WPM
公開年 1999 イギリス
監督 クレア・キルナー
出演者 アイリーン・ウォルシュ
パッツィ・ケンジット
リス・エヴァンス
エディー・マーサン
デビッド・オハラ
内容 ジャニスは母の出産中に父がショック死した影響で引きこもりの鬱病になった母を治すため、スコットランドの自宅を出て、ロンドンへ働きに出る。しかし、派遣社員になってもすぐにクビになり、困っていたところへ幼なじみのヴァイオレットと再会。コネでロンドンの自動車企業ケンドン・モーター社に派遣社員として務めるようになるが、妄想癖と虚言癖、協調性のないジャニスはまわりのOLから敬遠されるようになる。
おすすめ度 ☆☆★★★
 主人公のビデオ撮影による登場人物紹介、主人公が見習い、業界モノ、主人公が産業スパイの犯人を見つけて、出世するなど内容がドミニク・スウェイン主演の「インターン」とほとんど同じじゃないかと思ったら、こちらの作品の方が公開が先だった。
 先にコピーモノを見てしまったので、どうしても比較になってしまうのだが、主人公ジャニス役のアイリーン・ウォルシュに魅力が乏しい。もともと魅力がなく妄想癖のさえない主人公という役回りなので、ぴったりといえばぴったりなのだが、ストーリー的にはジャニスは徐々にまわりから認められ、輝いてくるはずなのだが、彼女の演技は最後の最後までひどいままなので、ちょっと引いてしまう。表情の崩れと滑舌の悪さと動きのとろさとコメディ・センスのなさが気になった。
 「ノッティング・ヒルの恋人」では素晴らしいコメディ・センスを見せてくれたリス・エヴァンスだが、ショーン役のこの作品ではちょっとおとなしめだった。秘書室長ジュリウ・ウールフィ役のパッツィ・ケンジットや他の出演者にしてもやや演技の切れというか、堅さがあった。
 「インターン」がテンポの良さと女優の魅力で映画を引っ張っていたのに対し、「ジャニスのOL日記」はテンポは悪いし、妄想シーンがやたらに入り込んでまぎらわしいし、主人公を含む役者全体にいつもの魅力が感じられない。
 総評としては、主人公の図々しさだけが光る映画。
 原題の45WPMは1分間に45単語打てるというタイプ技術の最低レベルの意。