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タイトル 千と千尋の神隠し
原題 −−
公開年 2001 日本
監督 宮崎駿
出演者 声の出演
柊瑠美
入野自由
夏木マリ
菅原文太
内容  引っ越し先に車で向かっていた荻野千尋と両親は、森の田舎道で寄り道し、不思議なトンネルの中へ入っていく。トンネルの外はテーマ・パークのような街だったが、人影はなかった。両親が店にあった料理を勝手に食べている間、千尋は散歩をしていたが、やがて空が暗くなってくると、千尋の体が透明になり、店にいた両親は豚になっていた。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 観客を引き込む美しい映像や音楽、ストーリー構成は相変わらず上手い。
 ただ世界観の設定には、リアリティを少しでも追求していくと、問題が多い。特に社会システムという点で、湯婆婆が絶対の権力者の割にラストで従業員たちの応援にあい、千尋に対してかなり甘いところを見せているのは、不自然な気がするし、また掟の重要性をラストで持ち出しているのに、掟の作られた理由も具体的な掟の内容も映画の中ではっきりと明示されていないのも不満。
 経済面から見ても、金を貰って従業員たちが喜んだり、列車の回数券があるということはある種、貨幣経済が存在していると思うのだが、働かないと存在出来ない不自由な世界で金がどの程度役に立つのかが今ひとつ見えてこない。
 キャラ的には顔なしの正体に関して、もう少し突き詰めて欲しかったところ。
 声優としては、千尋役の柊瑠美やリン役の玉井夕海をはじめ、概ね声優は良かったが、千尋の母親役の沢口靖子は台詞の冷たさにやや違和感が残った。
 全体としては、宮崎監督の映画にしては珍しく終盤のエピソードがあまり消化し切れてなく、最後に強引にまとめたような感じだったが、素直に見れば、楽しめる作品であった。