タイトル チアーズ!
原題 BRING IT ON
公開年 2000 アメリカ
監督 ペイトン・リード
出演者 キルスティン・ダンスト
エリザ・ダシュク
ジェシー・ブラッドフォード
ガブリエル・ユニオン
内容  カリフォルニアのランチョ・カルネ・ハイスクールのチアリーディング・チーム”トロス”はチアリーディング全国選手権大会の前年度優勝チーム。新キャプテンとなったトーランスは大会優勝に張り切るが、新入部員の転校生ミッシーからチームの振り付けが大会出場経験のない”クローバーズ”の振り付けの盗作であることを聞かされ、直にその事実を確かめたトーランスはショックを受ける。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 チアリーディング学園コメディ映画。
 キルスティン・ダンストが明るく元気な主人公トーランスをコミカルに、そして感情表現豊かに演じている。どちらかというと、あまり前面に個性を押し出さない役柄の多かったキルスティン・ダンストだが、今回の役でコメディ女優としても十分通用するだけの弾けぶりを見せてくれた。
 エリザ・ダシュクもキルスティン・ダンストに負けず劣らず、クールな転校生ミッシーを演じ、映画を引き立たせてくれた。
 映画としてはコミック・タッチでテンポがよく、何よりチアリーディングの話を最後まで脱線することなく貫いていて、素晴らしい。ラストのライバル高校とのチアリーディング対決でもどちらもアクロバティックでリズム感があり、全員の振り付けがぴったりと合った素晴らしい演技を披露し、本当に甲乙つけがたいと言う印象を与えてくれ、ラストの感動につながった。
 不満な点は、インチキ振り付け師に頼まなけれぱならないほど、新しい振り付けに困っていたのに、振り付け師に騙されたとわかってからは、割とあっさりと新しい振り付けを見つけだしているところは、ちょっと納得いかない。
 興味深いシーンとしては、他校のコピーの振り付けとわかっていながら、予選会場で笑顔で演技を続けるチアリーディングのメンバーたちとしらけた表情で観る観客と審査員との対比の演出が実に上手かった。
 総評として1クールの青春ドラマをまとめてみているような感じで個性あるキャラの数にしても、エピソードにしても詰め込みすぎの感じもあり、多少消化不良な部分もあるが、きちんと主役中心に進行し、テンポとストーリーの軸を最後まで崩さなかったことで、とても楽しめる映画に仕上がった。