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タイトル 耳に残るは君の歌声
原題 THE MAN WHO CRIED
公開年 2000 英仏合作
監督 サリー・ポッター
出演者 クリスティーナ・リッチ
ジョニー・デップ
ケイト・ブランシェット
ジョン・タトゥーロ
内容  幼い時にユダヤ人の迫害を逃れるためにアメリカへ旅立った父を追って、大人になったスージーも旅に出る。旅費を稼ぐため、パリで働くことになった彼女はロシア出身のダンサー、ローラと出会い、彼女と一緒に暮らすことになる。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 幼い時に別れた父を探すロシア移民の女性の映画。
 「スリーピー・ホロウ」に続くクリスティーナ・リッチとジョニー・デップの共演だが、今回は二人とも無口な役で違った意味で今回もいいカップルであった。
 映画としては、前半の展開だと、父親探しがテーマのように見えたが、中盤は主人公スージーの当初の目的が曖昧になり、パリで同居人ローラと女優生活に身を宿し、ジプシーの男性チェーザーに恋をする淡々とした暮らしが描かれる。
 そして、ドイツ軍がフランスに攻め込み、今の生活が続けられなくなって、初めて父を探しにアメリカへ旅立つという展開だが、このあたり、中盤がユダヤ人やジプシー差別の問題が中心になっているため、結果的にラストで父親探しというテーマに戻っても、その感動が今ひとつ稀薄になってしまっている。
 また、スージーのきれいな歌声ももう少しストーリーの中で重要な役割を担ってもよかった気がする。
 総評としては、役者自体はいい演技だったが、ストーリーの軸やテーマに一貫したものがないため、やや印象度の薄い映画になってしまった。