cover
タイトル フロム・ヘル
原題 FROM HELL
公開年 2001 アメリカ
監督 ヒューズ・ブラザーズ
出演者 ジョニー・デップ
ヘザー・グラハム
イアン・ホルム
ジェイソン・フレミング
ロビー・コルトレーン
内容  1888年、ロンドン。スラム街で娼婦が内蔵を切り取られて殺される事件が起こった。アヘン屈で幻覚に溺れていたアバーライン警部はゴッドレイ巡査部長から捜査にかり出され、事件を担当する。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 切り裂きジャックを追う警部の映画。
 切り裂きジャックの犯人像王室関係者説を軸に、比較的事実に即して、ストーリーを描いている。切り裂くジャック事件を知っている人なら、うなずける部分もあるはず。
 ドラマ自体はリアリティもあり、丁寧に描かれているのだが、事件中心に描かれて過ぎていて、人間ドラマとしての魅力にはやや欠ける。特にアバーライン警部役のジョニー・デップが深みのある演技を披露していてくれただけに、もう少し警部がアレン中毒になってしまった過去やメアリ・ケリー役ヘザー・グラハムとの絡みもじっくり描いて欲しかったところ。役者としてはそのほか、助手のゴッドレイ巡査部長役のロビー・コルトレーンもいい味を出していた。
 演出という部分では、切り裂きジャックが最初から殺人鬼というより、ある程度犯人像が限定されて描かれているため、正体が全く見えない恐ろしさが今ひとつ伝わってこない。このあたりは「シックス・パック」を見習ってほしい。
 切り裂きジャック系の映画は既にたくさんあるため、それらと比べると、目新しさに欠けるが、映画自体は悪くない。