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タイトル ベン・ハー
原題 BEN-HUR
公開年 1959 アメリカ
監督 ウィリアム・ワイラー
出演者 チャールトン・ヘストン
ハイヤ・ハラリート
スティーブン・ボイド
ジャック・ホーキンス
ヒュー・グリフィス
キャシー・オドネル
マーサ・スコット
内容  紀元26年、ローマ帝国の支配下にあったユダヤの都エルサレムに新しい総督が着任することになった。ローマ軍の指揮官メッサラは、新総督への点数を稼ごうと、エルサレムの富豪で幼なじみのジュダ=ベン・ハーに反逆者の密告を求めるが拒否。そんなある時、新総督の就任パレードを自宅の塀で妹ティルザと観ていたベン・ハーだったが、ティルザが身を乗り出したはずみで瓦を行進中の新総督のそばに落としてしまう。ティルザをかばうベン・ハーだったが、メッサラはベン・ハーをローマの軍船に奴隷して送り、妹と母親を投獄してしまうのだった。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 家族を投獄した親友に復讐を誓う男が真の憎しみから解放されるまでの映画。
 3時間30という長い上映時間にもかかわらず、長さを感じさせない大河ドラマ的なストーリー展開は現在でも秀逸。
 ローマ軍の大行進や競技場を埋め尽くす観客、狭い船内でオールを漕ぐたくさんの奴隷など、とにかくあらゆる場面で群衆が動員されていることには感心させられる。
 この作品の売りである四頭馬車による戦車レースは、BGMなしの自然音だけにもかかわらず、大迫力。車輪の軸にドリルをつけて、次々と競争相手の車を破壊し、ベン・ハーに対しては横付けして鞭でしばくというメッサラの悪童ぶりがすごい。
 艦隊戦のシーンも模型のような安っぽさはあるが、砲撃部分はよくできている。
 映画としては、戦車レースで最後かと思ったら、その後も長く投獄されていたために不治の病となった母と妹を何とか助けようと思い悩むベン・ハーの姿が描かれ、ラストのキリストの奇跡へとつながるあたりは、なかなか凝っていた。
 役者としてはベン・ハーの妹ティルザ役のキャシー・オドネルの健気さがかなり印象に残った。