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タイトル ビューティフル
原題 BEAUTIFUL
公開年 2000 アメリカ
監督 サリー・フィールド
出演者 ミニー・ドライバー
ハリー・ケイト・アイゼンバーグ
ジョーイ・ローレン・アダムス
キャスリーン・ターナー
レスリー・ステファンソン
内容  幼い時から自分に無関心な母と無職の養父の間で育ってきたモナ・ヒバードは今の生活から脱出するため、ミス・アメリカになることを本気で目指していた。学校でも友達がいなかったが、洋裁が得意なルビーと知り合ったことで、衣装のデザインをしてもらえることになり、初めてコンテストで入賞を果たす。以来、時は流れ、モナは大人になっても、相変わらずミス・アメリカを目指して奔走し、同居する看護婦のルビーに自分ばかりか、自分の娘ヴァネッサをルビーの母と偽って、世話をしてもらっていた。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 隠し子を連れてミス・アメリカ・コンテストに出場する女性の映画。
 子供の時からミス・アメリカ・コンテストで優勝することに人生を捧げてきた女性が、親友に母替わりになってもらっていた娘と向き合っていくうちに、本当の親としての愛情に目覚める話で、多少予定調和な部分が気にかかるが、出演者の演技が素晴らしく、まずまず最後には感動できる作品となった。
 役者としてはモナの親友ルビー役のジョーイ・ローレン・アダムスはミス・コンテストにこだわる主人公モナを否定することなく、時には叱り、時には励まして、最後まで彼女を陰で支え続ける役回りで、その優しさも十分伝わるいい演技であった。
 モナ役のミニー・ドライバーもいつまでも大人になりきれず、プライドが高いわりに、困ったことがあると、すぐに落ち込み、ルビーに頼ってしまう情けない女性を等身大に演じている。
 そのほか、レポーター役のレスリー・ステファンソンの高慢ぶりもなかなかよかった。
 構成としても、最初のモナの幼少時代のシーンが大人になってからのモナのシーンにしっかりと話が受け継がれていることも好感が持てる。
 不満な点としては、睡眠薬自殺を図った老婆はこれまでに看護婦のルビーを騙して一錠ずつ睡眠薬をくすねて、ためこみ、最後にはそれを一度に飲んで自殺するわけだが、映像を見るかぎりあれほど大量にためこませるほど、睡眠薬が盗まれたことに気づかないルビーというのも不自然な気がする。また、ミス・コン出場のためとはいえ、一緒に暮らしているのに、7才になるまで娘ヴァネッサに対し母性愛を抱かない母親というのも、何となく合点がいかない。それと、モナがラストのミスコンで子供がいることを表明した時、規約違反の問題があっさり覆され、その場で許可が下りてしまうというのも、まあ演出とはいえ、現実問題を考えたら、失格にしないまでも優勝は無理ではないのかなと思ってしまう。