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タイトル ジェヴォーダンの獣
原題 LE PACTE DES LOUPS
公開年 2001 フランス
監督 クリストフ・ガンズ
出演者 サミュエル・ル・ビアン
ヴァンサン・カッセル
モニカ・ベルッチ
エミリエ・デュケンヌ
ジェレミー・レニエ
マーク・ダカスコス
内容  1765年、ジェヴォーダン地方で殺戮を繰り返す野獣の正体を突き止めるため、国王の命を受けた自然科学者グレゴワール・デ・フロンサックは兄弟を誓いを立てたアメリカの先住民モホーク族出身の相棒マニを連れ、ジェヴォーダンの地を訪れる。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 「タイタニック」的なロマンスに怪物退治と格闘アクションを盛り込んだ映画。
 2時間半を超える映画ながら、全編飽きさせない展開で盛り込みすぎというぐらいいろんな要素を盛り込んでいる。各登場人物の個性がやや弱く、人間ドラマとしてはやや盛り上がりに欠ける。
 演出面でも、前半で主人公たちが助けた老人と娘が終盤たびたび登場するのに、主人公に恩返しするわけでもなく、重要な役割をするわけでもなく、ただの敵となっているのは何かしっくりこない。
 しかし、この作品の売りは何と言っても、格闘アクションだと思う。特に中盤まではマーク・ダカスコフが最高のかっこいい格闘アクションを見せてくれ、途中まではもしかしたらマニ役マーク・ダカスコフが主役の映画ではないかと思ってしまった。はやりのワイヤーフレーム・アクションではなく、生の動きで、ジャン・クロード・ヴァンダムのアクションに近い感じだが、カメラ・アングルや特殊な武器の使い方の見せ方が秀逸で、映像に引き込まれる。
 さらに、この映画ですごいのはマニがやられてから、盛り下がるかと思いきや、彼の相棒でこれまで普通の学者かと思っていた主人公グレゴワールがマニを上回る異様な強さを発揮し、おまえ、こんなに強いのかぁと突っ込みたくなるくらいの格闘アクションを見せつけてくれる点。
 このあたりは「クライング・フリーマン」の監督らしさが出ている。
 ジェヴォーダンの獣もまずまずの造型で戦うシーンは結構迫力はあったのだが、二人のアクションの前に霞んでしまった感じ。
 それはラストのジャン役ヴァンサン・カッセルとの対決でも同じことが言える。
 とはいえ、格闘アクション映画としては、おそらく今年ナンバー1の映画といっても間違いない。