| タイトル | 家路 |
|---|---|
| 原題 | JE RENTRE À LA MAISON |
| 公開年 | 2001 ポルトガル=フランス合作 |
| 監督 | マノエル・ド・オリヴェイラ |
| 出演者 |
ミシェル・ピコリ カトリーヌ・ドヌーブ ジョン・マルコヴィッチ アントワーヌ・シャペー ジャン・ケルトジャン |
| 内容 | 老齢のベテラン舞台俳優ジルベール・ヴァランスはある夜、「瀕死の王」の舞台公演の後、エージェントからヴァランスの妻と息子夫婦が交通事故で亡くなったことを知らされる。孫と二人だけの新しい生活をスタートさせたヴァランスは、表面上は平静を保ち、いつもと変わらぬ生活を送ろうとするが…… |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | 妻と息子夫婦を事故で亡くし、孫と暮らすことになった老俳優の日常を描いた映画。 ストーリー的には長年俳優一筋で生きてきた主人公ヴァランスが年老いて次第に俳優としてやっていくのにも限界が近づいていく過程を一見ほのぼのとした描写の中でかなり辛辣に描いている。特に舞台ではある種、自分の領域として演技のコントロールが出来ていたものが、勝手が違うアメリカ映画に出演することになって、母国語でない映画の台詞を覚えなければいかないばかりか、ベテランにもかかわらず、監督から台詞の間違いをまわりのスタッフの面前で何度も指摘されるというプレッシャーを受け、次第に疲れ切っていくヴァランスの姿の描き方は真に迫るものがあった。彼が仕事を捨て、帰りたくなる気持ちもよく伝わってくる。 カメラ・ワークでは、見せたいシーンを直接撮さず、そのシーンを見ている者だけを長回しで撮すことによって、そのシーンの雰囲気を再現しようとしている部分がいくつもあって、興味深かった。その他にも今回は長回しによる映像がかなり見られた。 |