タイトル ドメスティック・フィアー
原題 DOMESTIC DISTURBANCE
公開年 2001 アメリカ
監督 ハロルド・ベッカー
出演者 ジョン・トラボルタ
ヴィンス・ヴォーン
テリー・ポロ
マシュー・オレアリー
スティーブ・ブシェーミ
内容  造船会社を経営するフランク・モリソンの2年前に離婚した妻スーザンが新しく町に住み、事業で成功していたリック・バーンズと結婚することになった。母と暮らすフランクの一人息子ダニーは新しい父親が出来ることに不満だが、フランクはスーザンの頼みでダニーを説得する。
 そして、数日後、リックとスーザンは無事結婚するが、その結婚式に謎の男レイ・コールマンが現れてから、リックの態度が急変する。
おすすめ度 ☆☆★★★
 義父の殺人を目撃した少年を守ろうとする実父の映画。
 系統としては「依頼人」のような感じの映画で、シリアスでサスペンス・タッチで緊迫感はあるのだが、ヴィンス・ヴォーン演じる犯人のリックのドジぶりが際立っているので、底の浅い映画に見えてしまう。
 そもそも、リック・バーンズの設定からして大きな問題がある。別の州で逮捕され、インターネット上で顔写真と履歴が掲載されているような有名な犯罪者にもかかわらず、ただ州を移って、名前を変えただけで変装も整形もせず、それでいてひっそりと暮らすどころか、町の名士にまで堂々と上り詰めても普通でいられるリックの図太さというか、浅はかさは、悪賢い男という設定にはそぐわない気がする。これでは、リックの仲間でなくとも、いずれは気づく者が現れてもおかしくないだろう。
 最も、リックは、仲間の殺害やその後の対応に関してもドジぶりも見せつけてくれるので、この設定は確信犯なのかなと思えなくもない。
 しかし、せっかく強面の悪役でヴィンス・ボーンがはまった演技をしてくれているのに、これでは実にもったいない。
 映画が進展するに連れ、リックのドジぶりが目立ってくるため、展開的にはどんどん白けたものになってくる。
 役者はみんないい演技をしていることだけが救い。