| タイトル | 翼をください |
|---|---|
| 原題 | LOST AND DELIRIOUS |
| 公開年 | 2001 カナダ |
| 監督 | レア・プール |
| 出演者 |
パイパー・ペラーボ ジェシカ・パレ ミーシャ・バートン ジャッキー・バロウズ |
| 内容 | 3年前に母を亡くし、父の再婚相手とうまくいかないメアリーは女子寄宿学校に預けられることになった。メアリーは育ちのいい、人気者のトリーとワイルドなポーリーンと同室となり、最初は塞ぎがちだった彼女も徐々に彼女たちと仲良くなっていく。ある朝、部屋の窓から外でトリーとポーリーンがキスし合っているのを見たメアリーは、二人が愛しあっていることを知るが、傍観者を決め込む。しかし、数日後のある朝、トリーとポーリーンが同じベッドで一緒に寝ているところを訪ねてきたトリーの妹に発見され、大騒ぎになる。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆☆★ |
| 評 | 様々な家庭の事情で寄宿学校に預けられた少女たちの青春映画。 同性愛であることを別の生徒に見つかってしまい、世間体を気にして別れようとするトリーと頑なに愛を貫こうとするポーリーンの間に溝が広がり、ポーリーンは愛を貫こうとするあまり、どんどん学園での居場所を失って、精神的に崩壊していくストーリーで、少年の同性愛を描いた「同級生」に展開は多少似ているが、こちらは最後まで悲劇的な方向に向かう。 この映画は、ただ同性愛をテーマにした映画ではなく、家族の愛を失って、寄宿学校に預けられてしまった精神的に孤独な少女たちが、自分の居場所や人生の目的を見つけようと懸命に葛藤を繰り返している映画であり、寄宿学校という閉鎖空間では一度、噂を立てられると、元の幸せな環境には戻れないどころか、逃げ場すらない不安定な状況に追い込まれてしまうことを辛辣に描いている。 役者として二人の関係を遠巻きに見守る少女メアリー役をミーシャ・バートンが好演。少女の微妙な心理状態が表情で巧みに表現していて、この作品に関しては大物女優のような演技力を見せてくれた。ポーリーン役パイパー・ペラーボも「コヨーテ・アグリー」より感情のこもった自然な演技をしていて、好感が持てた。 |