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| タイトル | バーバー |
|---|---|
| 原題 | THE MAN WHO WASN'T THERE |
| 公開年 | 2001 アメリカ |
| 監督 | ジョエル・コーエン 脚本/イーサン・コーエン |
| 出演者 |
ビリー・ボブ・ソーントン フランシス・マクドーマンド マイケル・バダルッコ スカーレット・ヨハンスン |
| 内容 | 1949年、サンタ・ローザで妻ドリスの兄フランクの理髪店で働いているエド・クレインはただ人の髪をカットするだけの何の楽しみもない日々を過ごしていたが、ある日、カツラを着けた見知らぬ客からベンチャービジネスの話を聞いたエドは、今の生活から抜け出せる期待を抱き、必要な資金1万ドルを妻の不倫相手だった妻の職場のボス、デイブから脅し取ろうと計画する。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | 平凡な床屋の転落人生を描いた映画。 変化のない日々の床屋家業から逃げ出したいと思っていた主人公エド・クレインが、客の投資話を耳にしてしまったために欲がくらみ、妻の浮気相手の男を揺すって、金をせしめるが、結果的にそれがどんどん悪い方向に進み、妻も仕事も自分の人生までも失ってしまう展開で、この種の映画では普通は悲壮感が漂うのだが、主人公は人生に対して常に遠巻きに見ていて、淡々としている。 しかし、この映画のいいところは全編、無口で無表情で、葉巻をくゆらせている男エドを前面に押し出して話を進めているところは好感が持てる。ビリー・ボブ・ソーントンもその独特な存在感を十分に発揮し、彼ならではという演技。 エドはやってることは脅迫や殺人、若い女性に下心を持ったりとそれほどいい男にも思えないはずなのだが、最後に逮捕されてしまった時には同情してしまう個性を持ち合わせている。 少し気になる点はデパートの社長デイブがペテン師のクレイトンを捕まえて締め上げ、エドが犯人と聞くことまで出来たのに、なぜ金は取り戻せなかったのかという点。殺すことを考えたら、金を取り返す余地はあったように思うのだが。 |