| タイトル | しあわせ色のルビー |
|---|---|
| 原題 | A PRICE ABOVE RUBIES |
| 公開年 | 1998 アメリカ |
| 監督 | ボアズ・イェーキン |
| 出演者 |
レニー・ゼルウィガー クリストファー・エクルストン グレン・フィッツジェラルド アレン・ペイン |
| 内容 | 宝石商だった父を持つソニアは信仰心の厚い学者メンデルと結婚し、男の子を儲けるが、ユダヤ人社会の家庭にいざ入ってしまうと、ソニアは日々の生活の束縛感に我慢できなくなり、メンデルの兄センダーの誘いに裏の宝石商の仕事を手伝うことになる。 |
| おすすめ度 | ☆☆★★★ |
| 評 | ユダヤ人家族に嫁いでしまった女性が本当の自由を手に入れるまでの映画。 前半でレニー・ゼルウィガー演じる主人公ソニアの結婚前の生活や夫メンデルとの出会いのシーンなどが描かれていないため、束縛されない自由を異常に強く欲するソニアがどうしてユダヤ人の夫に苦労を背負い込むことは目に見えていて、結婚したのかがわからない。そのため、少し自由を制限されたくらいで、我慢できなくなり、夫の義兄センダーと不倫したり、生まれて間もない子供の面倒をほとんど見ずに宝石の仕事に没頭するソニアにどうしても共感できない。性格も傲慢で強気で被害妄想、自分の否があっても謝らない性格からも、悲劇の主人公にはほど遠い気がする。 また、神と悪魔に基づく宗教的な善悪の定義がやたらと映画の中で議論されるのだが、これでくどすぎて、映画のテンポを著しく悪くしている。今まで20年間、妻に見向きもしなかったラビが主人公の一言で愛に目覚めるというのも不自然すぎ。 最後に夫の優しさでソニアの心が救われるシーンがあり、多少ソニアの成長を感じさせる終わり方ではあるのだが、これ以外は全く見所がなかった。 コメディでは素晴らしいレニー・ゼルウィガーもシリアスな映画での演技は、今ひとつ華がない印象。 それと、ソニアに宝石鑑定の技術を教えたソニアの父のことも重要なわりに触れられていないのも残念だった。 |