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タイトル マジェスティック
原題 THE MAJESTIC
公開年 2001 アメリカ
監督 フランク・ダラボン
出演者 ジム・キャリー
マーティン・ランドー
ローリー・ホールデン
デビッド・オグデン・スティアーズ
内容  1951年、デビュー作の「サハラの海賊」が上映され、幸せに浸っていた新進脚本家ピータ・アプルトンだったが、おりしもハリウッドに吹き荒れた”赤狩り”で非米活動委員会から共産主義者として呼び出されてしまい、窮地に追い込まれる。やけになって酒を飲み、その後に車で帰ろうとしたピーターは途中で事故に遭い、川から転落。翌朝、海岸に打ち上げられ、老人に助けられるが、ピーターは事故のショックで記憶を失っていた。そんな時、記憶のないピーターに一人の老人が戦地で行方不明になった息子だと言って、抱きしめるのだった。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 事故で記憶を失った映画脚本家が助けられた町で別人と間違われて暮らすことになる映画。
 文化人へのアメリカの赤狩りを描いた映画としては「クレイドル・ウィル・ロック」があるが、この作品では露骨な弾圧というものはなく、全体的な描き方としては同じジム・キャリー主演の「トゥルーマン・ショー」に近い印象。
 この作品で注目されるのは、コメディをメインとしてやってきたジム・キャリーが初めてコメディ路線を廃した普通の演技で、これまでのイメージからすると物足りなさを感じてしまうかどうか心配だったが、予想を上回る素晴らしい演技だった。派手なリアクションがなくても十分、感情表現が出来ている。
 ラストの演説での皮肉な結果もなかなか凝っていて良かった。
 映画としては、町の人たちは結構いい人過ぎる感じで、ピーターの正体がわかっても、怒って無視するだけで、暴力行動や嫌がらせに出ないのは、あっさりしすぎている気もするが、それをやると、ラストに繋がらないので、仕方のないところか。
 ストーリー展開は申し分ないのだが、ジム・キャリー演じるピーター以外のキャラにやや個性が弱く、描き方も足りない感じ。何となくジム・キャリー以外は役者が演じている人間という感じで、「トゥルーマン・ショー」の箱庭の人々とだぶってしまった。