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タイトル 海辺の家
原題 LIFE AS A HOUSE
公開年 2001 アメリカ
監督 アーウィン・ウインクラー
出演者 ケビン・クライン
ヘイデン・クリステンセン
クリスティン・スコット・トーマス
ジェナ・マローン
内容  建築デザイナージョージ・モンローは建築モデルを手作りに行う職人だったが、CG全盛の時代の中で20年間勤めてきた建築事務所をリストラされる。さらに追い打ちをかけるように事務所を出たところで倒れて、病院に運ばれると、医者からは3か月の命と宣告される。
 ジョージは残りの人生を息子と一緒に新しい家を建てることに決め、別れて現在は別の男と再婚している妻ロビンの息子で、非行に走っているサムを夏休みの間、強引に預かるのだった。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 癌を宣告された男が残りの人生を息子との家造りに賭ける映画。
 「マイ・ライフ」「母の眠り」に限らず、序盤で主人公が癌告知され、余命を生きる映画というのは、最後は死がわかっているだけに、感動と言うよりは悲しいという要素が常につきまとう。この映画は、その点を考慮して、かなりコメディ要素を満載しているが、そのせいで描きたい部分も描ききれなかった気がする。
 特にこの映画で大事なのは、息子との家造りだと思うのだが、家を造っていく過程が前の家を壊すシーンが多く、作る部分はいきなり半分ぐらい出来たシーンから始まり、最後には家が完成する前にジョージも入院し、業者に任せてしまうので、家造りの共同作業の中で芽生える父と息子の交流があまり描けていない。
 さらに建てている家の設計や構造に父ジョージのどういう思いが込められているかがまるでない。
 長い間、建設模型を作ってきたジョージならではのこだわりみたいなものを建てられている家の中に示して欲しかった。そうでないと、前半で仕事をクビになって、今まで造ってきた建築物の模型を壊していくジョージの怒りを描いた描写が生きないと思う。
 役者としては、サム役ヘイデン・クリステンセンが表向きは反抗しているが根は真面目で傷つきやすいところを上手く表現していた。