|
| タイトル | チョコレート |
|---|---|
| 原題 | MONSTER'S BALL |
| 公開年 | 2001 アメリカ |
| 監督 | マーク・フォスター |
| 出演者 |
ビリー・ボブ・ソーントン ハル・ベリー ヒース・レジャー ピーター・ボイル |
| 内容 | ジョージア州の州立刑務所に勤めるハンク・グロトウスキは、看守を引退し、同居している父の黒人嫌いで保守的な思想を受け継ぎ、同じ刑務所で看守を勤める息子のソニーにも厳しかった。 そんなある日、黒人の死刑囚ローレンス・マスグローブの刑が執行されることとなったが、ソニーは任務を上手くこなせなかったため、ハンクは怒りのあまり、翌日、ソニーを罵ってしまう。ソニーはついに逆上し、ハンクに一度は銃を向けるも、ハンクの目の前で自殺してしまう。 ハンクは息子を失ったショックから、看守を辞め、新しい人生をスタートさせる。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | 看守と死刑囚の妻との人間ドラマ。 家族の絆を大事にする映画は多いが、この映画の場合、断ち切って自分の人生を歩むことに重点が置かれている。 三世代同居で男だけの家族というのは、見るからに重々しい感じ。同じ職場のために家でも職場でも父ハンクになじられていた息子ソニーがついに我慢の限界に来て、銃で父を脅し、あげくに父の非道ぶりを恨んで、自殺してしまうあたりの描写はよく描けている。 子供の死をきっかけに人生の拠り所を失ったハンクとレティシアの偶然の出会いが、二人の新しい人生の出発点となり、次々と過去のしがらみを捨て去っていくところが興味深い。ハンクはレティシアをバカにした父を施設に入れてしまうし、レティシアは死刑囚として死んだ夫の指輪を換金して、ハンクのプレゼントを買ってしまう。 ある種、極端な気もするが、それが新しい人生へ向かう衝動の強さなのかもしれない。 一つ気になったのはプレゼントを持ってハンクの家を訪れたレティシアがハンクの父にひどく言われ、ハンクを嫌いになるシーンがあるが、曲がりなりにも子供の命を救おうとしたり、無償で車を提供するなど、恩人に近い相手を第三者の言葉だけでハンク本人の言葉も聞かず、絶交してしまうというのは不自然な気がする。それだけ、白人の黒人に対する差別が根深いのかも知れないが、二人の恋愛関係を考えると、不自然な気がした。 |