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タイトル ウインドトーカーズ
原題 WINDTALKERS
公開年 2001 アメリカ
監督 ジョン・ウー
出演者 ニコラス・ケイジ
アダム・ビーチ
ロジャー・ウィリー
クリスチャン・スレイター
フランシス・オコーナー
内容  1943年、ガダルカナル島では日米両軍が激闘を繰り広げていた。米軍のエンダース伍長は任務を優先するあまり、結果として部隊を全滅にまで追い込み、自身も負傷し、片方の耳の聴覚を失う。部下の怨みの声が耳から離れず、戦闘の後遺症に苦しむエンダースだったが、軍病院の看護婦リタの看護で回復し、再び戦線に復帰。今度はサイパンでの任務となるが、そこでは戦闘以外にももう一つの任務が課せられていた。それは暗号通信兵であるナバホ族の兵の護衛と万一、日本軍に拉致されそうになった時には殺せと言う命令であった。
おすすめ度 ☆☆★★★
 サイパンで日本軍と戦いを繰り広げる米兵の活躍を描いた戦争アクション映画。
 広い原っぱで近距離での集団による銃撃戦は、何か日本の戦国合戦物時代劇を見ているような感じで、銃を刀に置きかえれば、ほとんどチャンバラに見えてしまう。とはいえ、人間が全身炎に包まれたり、人のすぐそばでの大爆発など、アクションはかなり危険なレベルまでやっている。
 しかし、あまりにも現実感のない世界に、せっかくの迫力のある戦闘シーンも映画が進むに連れ退屈になってしまう。
 正直、この映画の問題点は、ラストに至るまでの目標が全く見えてこないところにある。暗号通信兵が戦闘中に捕まることがあれば殺せと言う一応、目標に近い要素はあるが、これを目標とするに至る伏線があまりなく、ただ延々と戦闘をしているという印象があり、そろそろクライマックスという雰囲気がまるで感じられない。
 また、各登場人物の性格づけも今ひとつ弱い。
 さらに戦闘シーンも大いに不満がある。一つは、なぜ米兵は障害物のないような広い場所で日本軍に突撃ばかりやっているのか。これでは、死ぬのは当たり前だと思う。それと、日本軍へ突撃する先に塹壕の穴がいくつも掘ってあるが、それを掘る余裕がいつあったのかもわからない。
 二つ目は米兵の無防備ぶり。占拠した村を日本兵に大軍で襲われるシーンがあるが、常識で考えて、森の中にあるわけでもないのに白昼、大軍で急襲されるなんて事があるのだろうか。米兵は見張りすら立てないのだろうか?
 見晴らしのいい道を米軍が無防備にも列を率いて進軍して、またまた日本軍に襲われるシーンがあるが、これなど非常識ではないのか。
 最近の戦争映画はリアル志向が強いが、久しぶりにただ殺戮だけの戦争映画を観たという感じ。リアリティもなく、人間ドラマも描けていないため、感動は全くなく、銃撃戦を見たい人以外はお薦めできない。