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タイトル 抹殺者
原題 THE BODY
公開年 2000 アメリカ
監督 ジョナス・マコード
出演者 アントニオ・バンデラス
オリビア・ウィリアムズ
ジョン・シュラプネル
デレク・ジャコビ
ジェイソン・フレミング
内容  イスラエルの考古学者シャロン・ゴールバンは金物屋の裏庭で富豪の墓を発掘していたところ、古代の遺骨を発見。しかも、その遺骨は磔刑の遺骨で、一緒に見つかったコインの年代から、ローマ時代のものと推定された。この遺骨がイエス・キリストの可能性もあることを察したバチカンの枢機卿は遺骨の調査のため、過去に軍の諜報部員でもあったマット・グティエレス神父を発掘現場に派遣した。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 遺跡調査ミステリー。
 エルサレムの墓の遺骨がキリストであるかないかを巡り、考古学者、キリスト教会、イスラエル政府、テロリストといったグループの駆け引きが繰り広げられる映画。遺跡調査がメインでかなり専門的に描かれていて、宗教色も強いため、展開としては地味な印象。キリスト教会の動揺を描いている点では「スティグマータ/聖痕」に近いか。
 主演のアントニオ・バンデラスは、考古学者と遺跡調査をすることになった元兵士の信仰心厚い神父という役どころ。遺骨がキリストであった場合、キリスト教の伝統が崩れ、神への信仰が失われることに心を痛め、何とか考古学者シャロンを説得し、キリスト教の正当性を証明しようと努力する姿を熱演している。
 この映画では、グティエレス神父が教会の信仰のために尽力しているしているのに、肝心の自分が属している教会は利権を守ることに奔走し、神への信仰の大切さを考えていないという痛烈な批判が込められている。
 日本人からすると、エルサレムの墓にキリストの遺骨が存在することの重要性は伝わりにくいため、人によっては現実感に乏しい映画になるかも知れない。