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タイトル ザ・リング
原題 THE RING
公開年 2002 アメリカ
監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演者 ナオミ・ワッツ
マーティン・ヘンダーソン
デイビッド・ドーフマン
ディヴィ・チェイス
内容  シアトル・ポスト紙の記者レイチェル・ケラーは姪の少女ケイティの変死に興味を持ち、事件を探る。そこでレイチェルを含む4人の男女が同じ日の同じ時刻に死んでいたのを知る。さらにケイティの葬式で彼女の知人からテープの映像を見た者は7日後に死ぬというビデオテープを4人が見たことを知ったレイチェルは、4人が死ぬ七日前に泊まった山小屋へ向かい、ラベルのないビデオを見つけると、それを小屋のビデオデッキで再生し観てしまう。
おすすめ度 ☆☆★★★
 映像を観た者は7日後に死ぬというビデオ・テープの謎を追う女性記者の映画。
 ストーリー構成は日本版「リング」をベースにした印象だが、映像や演出は「ツイン・ピークス」系のゴシック・ホラーに近い。
 映画としては日本版同様、謎を追っていく部分が冗長で退屈、テンポも悪い。そもそも、主人公レイチェルは初っぱなビデオの映像からその場所を特定しようと尽力するのだが、これは本来の目的に外れているように見える。重要なのは7日後の死を防ぐことなのだから、まずは類似事件を調べて、助かった人を捜すという方が自然なのではないか。映像の人物の過去ばかりを調べることに時間をかけているので、今ひとつ主人公たちに死が迫るという緊迫感が感じられなかった。
 個人的には終盤にテレビから少女が出てくるところ以外は見所がなかった。それと、設定もハリウッド用に変えたため、不条理な部分が目立つ。山小屋で棚にあるラベルのないビデオを一目見ただけで、それが呪いのビデオと判断するのも不自然だし、ビデオをコピーしたら人に見せれば助かるという部分にはっきりとした伏線も説明もないのが気になる。
 また、映像を見た後、少女サマラからの電話がかかるという部分にしても、電話がない場合はどうなるのかとか、死の直前にテレビがない場合は少女サマラはどこから出てくるのかとか、きちんと納得のいくパターンを示して欲しかった。
 それと、レイチェルの息子エイダンがサマラと交信でき、なおかつサマラの能力まで知っていてレイチェルに忠告するような設定にしたのだから、日本版と同じようなラストではなく、別の展開も見せてほしかったところ。