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| タイトル | グレースと公爵 |
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| 原題 | L'ANGLAISE & LE DUC |
| 公開年 | 2001 フランス |
| 監督 | エリック・ロメール |
| 出演者 |
ルーシー・ラッセル ジャン=クロード・ドレフェス フランソワ・マルトゥレ レオナール・コビアン |
| 内容 | イギリス使節の任務を終えて、パリに住む恋人グレース・エリオットの家を訪ねたオルレアン公爵はパリの不穏な空気を感じ、イギリスに帰るよう勧めるが、グレースはフランスに留まる。しかし、1792年8月10日、国王一家の居留地テュイルリー宮殿に民衆が押し寄せ、パリが大混乱となると、不安を感じたグレースはたった一人で10キロ先のパリ郊外のムドンの家へ歩いて脱出するのであった。 ところが、9月3日、グレースの友人からある人を助けて欲しいという手紙をもらい、義理を果たすため、グレースは再び危険なパリへ戻る。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | 革命期の激動のフランスに翻弄された女性の映画。 物語としてみた場合、登場人物の描き方にあまり人間味がなく、感情移入させるものがない。主人公グレースがいくら政治好きとは言え、訪ねてきた恋人オルレアン公爵に対し始終政治の話ばかりで、表面的には愛していると言っているが、あまり愛情が感じられない。 ただ、当時の世相を描いた映画としてみた場合、貴族夫人の首を掲げて、貴族への敵対心をむき出しにして行進する市民たちの様子や、盛んにグレースの家の捜索を繰り返し、反乱分子だとする材料を見つけて投獄しようと企む革命派の強引なやり方など、非常に細かい部分までよく描けている。 歴史の授業などでこの映画を観ても、十分参考になるレベル。 グレース他オルレアン公爵などの登場人物の過去の経緯や人間的な魅力があれば、物語にもテンポが出たと思うのだが、どうにも表層的に描きすぎた感じ。 背景が絵と合成なのは今時珍しい。 |