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| タイトル | 運命の女 |
|---|---|
| 原題 | UNFAITHFUL |
| 公開年 | 2002 アメリカ |
| 監督 | エイドリアン・ライン |
| 出演者 |
ダイアン・レイン リチャード・ギア オリビエ・マルティネス エリック・ベア・サリヴァン |
| 内容 | ニューヨークの郊外の家に住む専業主婦コニー・サムナーは会社を経営する夫エドワードと9歳の息子チャーリーと平凡ながらも幸せな生活を送っていた。そんなある時、マンハッタンへ息子の誕生日プレゼントを買いに行ったコニーは強風に煽られ、大量の本を抱えた青年と衝突し、膝をすりむいてしまう。タクシーもつかまらないため、ケガの手当を勧める青年ポール・マーテルの申し出を素直に受けたコニーは、本に埋め尽くされた彼の部屋に新鮮さを感じ、さらに甘い誘惑を欠けるポールに心を動かされる。 その場は帰ったコニーだったが、家に帰ってからも彼のことが忘れられず、後日、再びマンハッタン行きの電車に乗り、ポールのアパートを訪ねてしまう。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | 主婦の浮気が招いた悲劇を描いた映画。監督はエイドリアン・ラインで、登場人物や舞台設定から「危険な情事」の逆バージョンかと思ったが、さすがにそこまで安易ではなかった。 幸せな家庭に恵まれた主婦が一人の若い男性との偶然の出会いで魔が差し、次第に男性との密会に溺れていく様子がリアルかつ官能的に描かれている。この映画で注目したいのは、最近の映画のように一、二度会って、即一緒に寝てしまうような安易な展開ではなく、最初は自分の家庭のことを必死に自分の心を抑えようと葛藤するのだが、衝動だけは抑えられず、ポールに会いに行ってしまう。しかし、いざ会うと、ポールの誘惑を頑なに拒否する態度を示すのだが、それに耐えかねたポールが彼女を強引に押し倒すと、ついに体を任せてしまう。そして、頑なに守ってきた浮気という禁断の一線を越えると、今度は退屈な日々の生活とは全く反対の自由と快楽を求めてコニーの方がポールにのめり込み、会わずにはいられなくなってしまうと言う何ともポルノ映画っぽい展開。コニー役ダイアン・レインは清純派というほどではなかったが、ここまで過激に性に溺れる乱れっぷりな演技を見せたのは初めてだと思う。 「危険な情事」のように三人の争いはなく、終盤はポールを殺した夫エドワードと浮気を夫に知られ、なおかつ夫がポールを殺したことを知った妻コニーとの苦悩に満ちたドラマが展開される。 「危険な情事」のリニューアルと見られるのが嫌で三人の対面を避けたのかも知れないが、この映画は全体的に見ると、浮気主婦の家庭崩壊の悲劇をやりたいのか、妻の浮気相手を殺してしまった夫の犯罪隠しドラマをやりたいのかがはっきりせず、前半に比べて、終盤は方向感に欠ける展開で、最後は夫婦も結局どうしたいのかわからないまま映画が終わってしまう。 |