cover
タイトル ゴスフォードパークGOSFORD PARK
原題 GOSFORD PARK
公開年 2001 アメリカ
監督 ロバート・アルトマン
出演者 マギー・スミス
マイケル・ガンボン
クリスティン・スコット・トーマス
カミーラ・ラザフォード
チャールズ・ダンス
ケリー・マクドナルド
クライブ・オーウェン
ヘレン・ミレン
エミリー・ワトソン
ライアン・フィリップ
内容  1932年11月、イギリス郊外のカントリーハウス“ゴスフォード・パーク”でウィリアム・マッコドール卿とシルヴィア夫人の招待によるパーティーが行われた。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 様々な思惑を秘めて、パーティーの行われる貴族の大邸宅に集まった親戚たちと召使いたちの生活を描いた映画。
 同じ家の中で貴族(主人)の領域と召使いの領域が隣り合わせに存在しており、双方不可侵という暗黙の了解によってバランスが保たれている。そのバランスを一度崩すと、貴族も召使いも大きな代償を払うというテーマがこの映画の根底にある。
 召使いになりすまして来賓の客が召使いの領域に入り込んだために後で召使いたちから意地悪されたり、殺されたウィリアム・マッコドール卿とできていたメイドが食事の席で貴族を批判したために屋敷を追われたりするところなど、テーマに沿った事件が次々と起こる。
 ただ中盤、ウィリアム・マッコドール卿が殺されて以降はアガサ・クリスティ系の推理映画っぽい感じになるのだが、話の脱線も多く、結果的にトリックもたいしたものではなく、犯人やその犯行動機がわかっても、映画全体のコメディ・チックな雰囲気からして、あまり悲劇性を感じ取れなかった。メイドのメアリーが事件を調べるというのもやや説得力に欠ける。
 それと、登場人物の多さも災いしてか、人間関係を理解するのが大変で、せっかく殺人事件の動機として織り込んだ伏線もあまり活きなかったような気がする。
 役者としてはメイドのメアリー役のケリー・マクドナルドの清純な美しさや俳優アイボア・ノヴェロ役のジェレミー・ノーザムの歌声がなかなか印象深かった。