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タイトル ボーン・アイデンティティー
原題 THE BOURNE IDENTITY
公開年 2002 アメリカ
監督 ダグ・リーマン
出演者 マット・デイモン
フランカ・ポテンテ
クリス・クーパー
クライブ・オーウェン
内容  嵐の地中海沖でイタリアの漁船が海上に浮いている男をすくい上げた。男は身元や経歴などの記憶を失っていたが、語学に堪能で自己防衛能力に優れていた。自分の尻に打ち込まれていた弾丸からスイスのチューリヒ相互銀行の口座番号が記されたカプセルを発見。
 男はイタリアの小さな港町で船を降り、スイスのチューリヒ相互銀行を訪れた男は貸金庫でアメリカのパスポートを発見。名前はジェイソン・ボーン。住所はフランスのパリとあった。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 記憶を失った男がCIAの追跡をかわしながら、自分の過去を探すアクション映画。
 マット・デイモンにとっては初の主演アクション映画だったが、格闘シーンが動きが早すぎ、また格闘というより空手の手合わせをしているような感じで、どうにも迫力がない。過去の経歴の記憶が全てないのに、スパイや殺し屋としての知識は全て持ち合わせているというのは、あまりにも都合良すぎ。また、観客の方は彼がCIAの殺し屋で、それを追っているのがCIAであることはわかっているため、彼が何者なのか、敵が誰なのかを知る楽しみが全くなく、ボーンとヒロインのマリーだけが記憶を探そうとあちこち動き回っているという何とも映画の中だけで盛り上がっているという展開。
 また、ボーンは船でアフリカの某独裁国家首領のウォンボシを殺そうとしていた時、薬によって洗脳されていたのにウォンボシのそばに彼の子供たちが寝ていたことで洗脳が解けるのだが、なぜ子供を見て洗脳が解けたのかが映画の中で明らかにされてない。
 それと、クライブ・オーウェン演じるボーンを狙う殺し屋ももう少し存在感を発揮させる演出をして欲しかった。終盤の原っぱでの銃撃戦は「エネミーライン」に似すぎている印象。
 正直、出来は悪くなかったが、情報が最初から明かされているため、観客には見る楽しみがまるでない映画となってしまった。
 CIAの通信員の役でジュリア・スタイルズが出ていたが、普段主演級の役者に脇役をやらせると、すごく存在感があるということをわからせてくれた。