タイトル ホワイト・オランダー
原題 WHITE OLEANDER
公開年 2002 アメリカ
監督 ピーター・コズミンスキー
出演者 ミシェル・ファイファー
アリソン・ローマン
レニー・ゼルウィガー
ロビン・ライト・ペン
ビリー・コノリー
内容  ロサンゼルスに住む15歳の少女アストリッドはアーティストの母親イングリッドと暮らしていた。しかし、イングリッドが恋人バリーの裏切りに怒り、彼を殺してしまったため、終身刑を宣告され、刑務所に収容される。残されたアストリッドは他に家族がいないため、福祉事務所の管理下に置かれ、里親の元へ送られることになった。
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
 母が殺人罪で逮捕され、里親の元へ転々と暮らすことになった少女の心の成長を描いた映画。
 独立心と自己顕示欲が強く、娘を縛ろうとする母とそれに反発する娘との関係を描いた映画は「あなたのために」「ハート・ブレイカー」など多々あるが、この映画の場合、母と娘の接点に刑務所の壁という一線を引いたことで、ドラマに深みが増した。ミシェル・ファイファー演じるイングリッドが自分の考えを微塵にも疑わず、相手をどれだけ傷つけようと全く反省がないのがすごい。それだけに最後の最後で裁判での娘アストリッドの証言を拒否したところは、母親の意地と母親が初めて娘の気持ちに妥協した瞬間であり、感動的。
 役者としては、刑務所に入ってからも自分を管理しようとする母に戸惑いながらも、懸命に里親との生活に溶け込み、自分の生き方を模索するアストリッド役アリソン・ローマンの心を閉ざした演技が素晴らかった。