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| タイトル | 戦場のピアニスト |
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| 原題 | THE PIANIST |
| 公開年 | 2002 ポーランド・フランス合作 |
| 監督 | ロマン・ポランスキー |
| 出演者 |
エイドリアン・ブロディ トーマス・クレッチマン フランク・フィンレイ モーリーン・リップマン エミリア・フォックス |
| 内容 | 1939年、ナチス・ドイツがポーランドに侵攻し、老父母、弟、妹と暮らすプロのピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンにもドイツのユダヤ人政策による生活の締め付けが始まった。やがて、シュピルマン一家はゲットーに強制移住させられる。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | ドイツ占領下のポーランドで生き抜くピアニストの映画。実話。 人間ドラマと言うよりは何か戦争サバイバル映画という印象。 ドイツ兵が命令に従わない者や気に入らない者を容赦なく拳銃で殺すところは「シンドラーのリスト」なみの冷酷ぶり。 この映画の見所は、ピアニストの主人公ウワディクが、プライドも感情も捨て去り、ドイツ占領下のポーランドでひたすら自分だけが生き抜く姿勢をとり続けるが、終盤、ドイツ将校に見つかり、ピアノを弾かされたことで、ピアニストとしての自分に目覚め、自分のこれまで閉じこめていた感情を一気に演奏にぶつけるところにある。 本来ならここでかなり感動できるはずなのだが、ここまでの主人公の生き様に苦労が感じられないので、あまり盛り上がらない。 全体として観ると、ウワディクはかなりいい確率で人に助けられている。例えば、収容所行きはへラーに、ゲットーの脱出はマヨレクに、隠れ家はドロタやヤニナにと。助けられるのは別にいいのだが、なぜ彼だけが助けられるのかというのがよくわからない。有名なピアニストだからか、人望があるからなのか。 ある程度、自分で運命を切り開くような部分があれば、ウワディクにも感情移入できるのだが、ドイツ軍占領後のウワディクの行動はほとんど人に指示を与えてもらって生き抜いてるだけで主体性が感じられない。それが如実に感じられるのは、隠れ家に食料が届かないのに、自分で危険を押してでも探しに行こうとせず、餓死寸前まで食料が届くのを待っているシーン。 序盤でドイツ兵から弟を助けるシーンでもかなり長い者には巻かれろ的な性格だし、終盤では仲間が隠れ家の外でドイツ軍と戦っているのに参加しようという素振りすら見せず、最後に自分を助けれてくれたドイツ軍将校が後に処刑されてしまったことに対する反応も結構冷淡で、正直、ウワディクに人間的な魅力はほとんど感じない。 リアリティという点においては評価できるが、これでは彼を生かすために尽力した人たちは浮かばれない気もする。 |