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タイトル 007 / ダイ・アナザー・デイ
原題 DIE ANOTHER DAY
公開年 2002 アメリカ
監督 リー・タマホリ
出演者 ピアース・ブロスナン
ハル・ベリー
トビー・スティーブンス
ロザムンド・パイク
リック・ユーン
ジュディ・デンチ
ジョン・クリース
内容  北朝鮮にムーン大佐を暗殺するために潜入した英国秘密諜報部員ジェームズ・ボンドだったが、何者かの裏切りによって正体がばれ、ムーン大佐を死闘の末、滝壺に落とすも、自身は北朝鮮の兵士に捕まってしまう。二年近い監禁の後、北朝鮮の殺し屋ザオとの交換で釈放されたボンドは汚名を返上すべくザオを追う。
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
 北朝鮮の野望を阻止するジェームズ・ボンドの活躍を描いたスパイ・アクション映画。シリーズ第20作。
 今回はオープニングのアクション・シーンの後、北朝鮮にボンドが捕まってしまい、拷問を受け、2年間も監禁されてしまうという珍しい展開。
 さらにアクション色も一段と強く、北朝鮮というアジアが舞台なのに変にカンフーらしき格闘シーンを入れず、ひたすらハイテク兵器で押し切ったところもよい。
 北朝鮮に人工衛星レーザーなど作る技術力があるのかどうかは疑問なところだが、衛星レーザーがアイスランドの氷上でボンドを追跡するところは迫力があった。また、ボンドカーとザオの武装車がカーチェイスを繰り広げながら、近距離によるミサイルの応酬戦を行うところは目を見張る物があった。ボンドカーの透明化は技術的にちょっと進みすぎの気もする。
 俳優陣のアクション・シーンに関しては、ハル・ベリーとロザムンド・パイクの二人のボンド・ガールが共にボンド並みにアクションを繰り広げたことにより、全編アクション・シーンのような印象を受けた。また、敵のボスが装着したグローブから10万ボルトの電流を流すブラサード・スーツを着て、ボンドと直接、戦うところもここ何作かのシリーズからしたら、珍しい。
 その他の見所としては、終盤でのボンドとマネー・ペニーとラブ・シーンは洒落っけがあって、よかった。
 全体的にボンドの世界観を尊重しつつ、新しいものをどんどん取り入れていこうとする贅沢な作品で、満足度から言ったら満点に近い。
 ただ、気になる点は、せっかく衛星レーザーを手に入れたのに敵のボス、グスタフ・グレーブスの最初にやることが朝鮮半島の38度線の突破というのは不自然。過去の歴史を考えれば、思い入れもあるだろうが、そんなところをのろのろと攻撃している間に他国から北朝鮮にミサイル攻撃されたら、どうするつもりなのだろう。まず、他国の首都に標準を定めて、脅しをかけるのが普通だと思う。
 それと、ストーリーとは関係ないが、ボンドとグレーブスがフェンシング対決をするシーンがあるが、二人のフェンシング・スーツを着た姿が二人ともスマートではなく中年体型で、ちょっとボンドのかっこいいイメージが崩れてしまった。