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| タイトル | キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン |
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| 原題 | CATCH ME IF YOU CAN |
| 公開年 | 2002 アメリカ |
| 監督 | スティーブン・スピルバーグ |
| 出演者 |
レオナルド・ディカプリオ トム・ハンクス クリストファー・ウォーケン マーティン・シーン ナタリー・バイ |
| 内容 | 脱税事業で尊敬していた父の事業が行き詰まり、家を売って質素なアパート暮らしをすることになった15歳のフランク・アバグネイル。さらに両親が離婚を決意し、どちらと住むかの選択を迫られたフランクはついこの間、16歳の誕生日にもらった父からもらった小切手帳を持ち出し、家出する。マンハッタンで一人で暮らすことになったフランクだが、小切手帳はすぐに限度額となったため、パイロットに変装して相手を信用させ、小切手帳を偽造して現金化することを思いつく。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆☆★ |
| 評 | 高校生詐欺師のサクセス・ストーリー。 ストーリー、構成、テンポ、演出、俳優の演技など映画の重要な部分は申し分なく、普通に観れば、コメディ映画としてはそこそこ楽しめ、そこそこ感動も味わえる秀作。 ただ、詐欺師の主人公フランクをロマンティックに美化して描きすぎていることに抵抗感があるかどうかでこの映画の評価が別れる。 女性を自分の言葉とルックスで魅了させて小切手を換金させてしまうシーンも、やってる行動自体はかなり悪質なのだが、悪質さよりもスマートさを感じさせる演出を行っていて、犯罪的な臭いを感じさせない。 さらに犯行の動機を家庭が崩壊してしまったフランクの寂しさや昔のような家庭を自分で作りたいがためという方向性に持っていき、観客の同情を引こうとしているが、実際には豪遊生活を繰り広げており、看護婦の彼女ブレンダとの結婚にしても普通の生活に落ち着きたかったというより、隠れ蓑にしたかったとしか思えない。 また、空港で逃げるシーンでブレンダが約束を破って警察を呼んだ部分もさもフランクを裏切ったような演出を行っているが、常識的に考えて、散々彼女を騙してきたくせに好きだからというだけで彼女を自分の逃走に巻き込もうとするだけでも自己中心的であり、フランクを信じて警察に通報しないと考えるフランクの考えの方がおかしい。 それと、フランクが警察に逮捕された後、詐欺の手口をいかし、FBIに就職し、その後、独立して幸せな生活を送ったという締めくくりもどうかと思う。フランクは最後まで犯罪に対して反省全くなしなわけで、これではただの犯罪推奨映画と見て取れなくもない。 しかし、よくよく観ると、美化した演出の陰に隠れて素直そうな女性を騙す悪質な詐欺の手口や、次々と職業を変え、金で女性を食い物にする姿、息子の不祥事を金で解決しようとする母親、息子に犯罪を手伝わせたり、息子が詐欺師と知ってても、それを応援するようなろくでもない父親をきちんと描いており、ある種、確信犯的なものも感じさせる。 いずれにしても、一見普通のコメディ映画に見えて、実は色々考えさせられる設定を盛り込んであるところにスピルバーグ監督の演出の上手さが感じられる。 |