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タイトル スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする
原題 SPIDER
公開年 2002 フランス・カナダ・イギリス合作
監督 デビッド・クローネンバーグ
出演者 レイフ・ファインズ
ミランダ・リチャードソン
ガブリエル・バーン
リン・レッドグレーブ
内容  ロンドンのある駅に降りたデニス・クレッグは心療施設を退院させられた患者を預かる施設を訪れた。部屋をあてがわれたデニスは翌日から少年時代の記憶の幻想に囚われながら、農園と小屋のある土地をうろつくようになる。
おすすめ度 ☆★★★★
 現実と空想の中で母殺しの真相を追う男の映画。
 「ジュリアン」以来、久しぶりに全編退屈な映画に出会った。
 デニスの幻想を映像として表現するのはいいが、少年時代のデニスが見ていなかった現場、つまり、少年の記憶にない現場の記憶をどうしてデニスが再現できるのかが疑問。
 全てを母殺しを否定したいデニスの妄想で済ませてしまったら、この映画の見所はどこにあるのか。しかも、デニスはまともではないので、デニスが次に取る行動は全く予想できないし、何のためにそんなことをしているのかもわからない。
 どうせ妄想にするなら、完全にデニスの視点にして、現実なのか、妄想なのか全くわからないような映画にしてしまった方が潔かった。
 推理要素もなく、盛り上がるシーンもないので、ただ延々と流される退屈な映像を見るのみ。実は母を殺したのがデニスだとわかっても、何の驚きもなかった。
 デニス・クレッグ役のレイフ・ファインズの演技はよかったと思うが、映画としては何のひねりも見所もない映画だと感じた。