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| タイトル | 二重スパイ |
|---|---|
| 原題 | −− |
| 公開年 | 2003 韓国 |
| 監督 | キム・ヒョンジョン |
| 出演者 |
ハン・ソッキュ コ・ソヨン チョン・ホジン ソン・ジェホ |
| 内容 | 1980年、イム・ビョンホは冷戦下の東ベルリンを追跡を逃れながら西側に出国し、韓国に亡命した。韓国の国家安全企画部に偽装亡命疑惑で厳しい取り調べを受けながらもそれに耐え、ペク・スンチョル団長に身柄を預けられる。武装スパイの軍事訓練教官となり、上層部の信頼を得たビョンホは2年後に正式に安全企画部に採用される。 しかし、彼の正体は北朝鮮から派遣されたスパイで、正式採用を期に同じ北朝鮮スパイのDJをしているユン・スミと接触する。 |
| おすすめ度 | ☆☆★★★ |
| 評 | 韓国二重スパイの人間ドラマ。ハン・ソッキュ主演として久しぶりの作品。 「JSA」「シュリ」など北朝鮮と韓国の悲劇を扱った作品の中では一番安っぽい作り。 イム・ビョンホは韓国側に自分の正体がばれると北朝鮮ではなく別の国のスパイの方に機密情報を渡してユン・スミ共々リオデジャネイロに逃げるのだが、ユン・スミを逃がすのは彼女のことを愛してのこととして納得できるのだが、自分が逃げるのは不自然な気がする。ビョンホは北朝鮮に忠実な人間として描かれており、少なくとも自分の正体がばれたら、青川江と同じように自殺もしくは帰国の道を選ぶのがストーリーの流れだと思う。 もしビョンホに北朝鮮からの任務のために親切にしてくれた韓国の人を裏切ってしまうことへの罪悪感や任務を捨ててユン・スミと一緒に普通に暮らしたいと願うような心の葛藤の描写があれば、まだ納得も出来るが、この映画ではビョンホからそうした面はあまり伺えず、むしろ表向きは温厚で内面は冷酷という描かれ方をしている。 最後にユン・スミが待つ家に向かう途中でビョンホが殺されるシーンも本当は悲劇的なシーンのはずなのだが、ビョンホがスパイとしての宿命を背負った悲劇のキャラとして描かれていないため、死んで当然みたいな印象しか持てなかったのが残念。 後、気になった点としては韓国の情報部の第一級情報が鍵一つで入れるような部屋に管理されているというのはリアリティに欠ける。また、時代背景を考えると、いくら信頼を得たからと言ってビョンホのような人間をわずか二年で重要機密に手の届く部署に配属するというのも不自然。 |