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タイトル ブルークラッシュ
原題 BLUE CRUSH
公開年 2002 アメリカ
監督 ジョン・ストックウェル
出演者 ケイト・ボスワース
ミシェル・ロドリゲス
マシュー・デイビス
サノー・レイク
ミカ・ブーレム
内容  ハワイのオアフ島で親友のエデン、レナ、妹ペニーと暮らすアン・マリーは普段はホテルでメイドをしながら、サーフィン漬けの日々を送っていた。彼女は1週間後に世界一危険と呼ばれるサーフィン大会、パイプ・ライン・マスターズ出場を控えていたが、サーフィン中の事故のトラウマで思いきりのいいライディングが出来ないでいた。
 そんな時、彼女はバイト先のホテルでプロ・フットボールのスター選手マットと知り合い、彼のコーチをする傍ら、恋に落ちてしまう。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 サーフィン青春映画。
 ケイト・ボスワース演じる主人公アン・マリーはジュニア大会で優勝したこともあるサーフィンの天才少女だったが、ある大会で溺れ、海中の地面に頭を打ったのがきっかけで大きな波に乗れなくなってしまったとか、男と家出した母の代わりにホテルのメイドとして働きながら妹の面倒を見ているとか、いろいろな設定が用意されているのだが、あまりその伏線がいかされずに普通にサーフィン恋愛青春ストーリーとして話が進んでいく何とも不思議な映画。
 そもそも、アン・マリーがいくらトラウマを持っているとはいえ、天才だという割にはサーフィンがうまく見えない。もう少し、天才を思わせる片鱗を序盤に見せておいてもいいと思うのだが。トラウマを背負っている割に普段は普通にサーフィンを楽しんでいるというのも妙な感じ。
 また、サーフィン大会を目の前にしている割にはコーチ相手の彼氏とデートしたりして、あまり練習しているようにも見えない。
 そして、最後の最後で一度だけ波のパイプ・ライン抜けを果たした時でもそれがトラウマの克服によって実力を発揮して、できたものなのか、偶然タイミングがあってできたものなのか、はっきりしないまま成功し、予選で敗退したものの、その成功で観客から喝采を浴びて、ハッピー・エンディングという全てはお気楽というか、スポ根を真っ向から否定するような展開。
 特にスポ根を期待していたわけではないが、サーフィン大会優勝に賭ける熱意とか、トラウマを克服するまでの葛藤とか、もう少し主人公の中に強い生き様を感じたかったのだが、実際に見てみると、この映画は主人公にまわりの人がそれを期待しているだけで、本人は恋もしたいし、サーフィンも無理をせず楽しみたいごくごく普通の女の子という現実的なギャップを描いているのかもしれない。
 ちなみにサーフィンの映像はやっていることはすごいのだろうが、見た目には迫力やテクニックを堪能できるシーンは少なかったように思う。それと、主人公のサーフィンの乗り方がどうにも下手に見えてしまうのが致命的だと思う。