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タイトル マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
原題 MY BIG FAT GREEK WEDDING
公開年 2002 アメリカ
監督 ジョエル・ズウィック
出演者 ニア・ヴァルダロス
マイケル・コンスタンティン
ジョン・コーベット
レイニー・カザン
アンドレア・マーティン
イアン・ゴメス
内容  両親の経営するギリシャ料理店‘ダンシング・ゾルバ’で何の変化のないまま、彼氏もなく30歳になってしまったギリシャ人トゥーラ・ポルトカロスは父親からしきりにギリシャ人との結婚を催促され、憂鬱な日々を送っていた。そんな時、‘ダンシング・ゾルバ’にやってきた背の高いハンサムな男イアンにトゥーラは一目惚れ。彼を振り向かせるような女性になろうと向学心と女磨きに目覚め、父親を説得して大学に通い、ファッションも変える。
おすすめ度 ☆☆★★★
 今まで男性に縁のなかった女性が一目惚れの男性と巡り会い、恋に落ち、婚約までするが、ギリシャの血筋と伝統を第一にする父親の反対に遭い、トラブルになってしまうラブコメ映画。
 ギリシャの結婚のしきたりや結婚までの過程、異文化の家族を持つ者同士の結婚の難しさはよく描かれてはいるが、主人公トゥーラとイアンの恋愛映画としてみた場合、かなり物足りない。
 そもそも出会いからして偶然要素と御都合主義要素が強すぎる気がする。最初にレストランで会った時は店員のトゥーラが客のイアンに一目惚れし、二度目は旅行代理店に勤め、美しくなったトゥーラを代理店の外から偶然道を歩いていたイアンが見つけ、声をかけるのだが、イアンはその時、前に会ったトゥーラと全く気づかないでナンパしており、これにはトゥーラも少しはムッとするところはあってもいいと思うのだが、ナンパ男に対し何の警戒心もなくいきなり食事に行ったりしている。教養と美貌を身につけ自信を持ったトゥーラが意図的にイアンに声をかけられるようなセッティングをしたのなら、まだ話もわかる気がするが、このあたりは釈然としない。
 また、一方的にギリシャ式の結婚を勧めるトゥーラの父にイアンやイアンの家族も少しは反発があってもいいと思うのだが、全面的に受け入れ、文句の一つもないというのも不自然。また、結婚式の準備でイアンとトゥーラの間にも全くの諍いがないというのもドラマとして面白味に欠ける。こういう恋愛ものでは愛の試練のようなものがあるのだが、この映画では困難はあってもそれが障壁とならず、結構あっさり乗り越えてしまっている。
 それと一つわからないのは、レストランにいた時はノーメイクで眼鏡をかけ、地味な服装だったのに、なぜ大学へ行くのをきっかけにコンタクトにして化粧をし、服装も明るくしたのか。両親は服装や格好に特に反対しているわけではないのだから、レストランで働いている時から美しい格好すればよいと思うのだが。
 役者としてニア・ヴァルダロスはケリー・ラッセルに年を足したような印象で年齢の割には美しい。