タイトル シモーヌ
原題 SIMONE
公開年 2002 アメリカ
監督 アンドリュー・二コル
出演者 アル・パチーノ
レイチェル・ロバーツ
キャサリン・キーナー
ウィノナ・ライダー
エバン・レイチェル・ウッド
プルート・テイラー・ヴィンス
内容  短篇ではアカデミー賞にもノミネートされたこともある監督ヴィクター・タランスキーだったが、長編作品では失敗続き。現在製作中の作品でも主演女優ニコラに逃げられ、製作中止。映画会社の経営者で元妻エレインからも解雇されてしまう。
 そんな失意のタランスキーの元にコンピュータ・エンジニアのハンクという男が現れ、CG女優を作って、演技させる画期的なソフトを開発したので、一緒に組んで映画を作ってほしいと持ちかける。半信半疑のハンクはその場は断ったが、後日、ハンクが病気で死に、遺品のソフトがタランスキーの元に弁護士から届けられた。追いつめられていたタランスキーはハンクの残した女優創造CGソフト「シミュレーション1」を使って、シモーヌという女優を造り出し、ニコラの代わりに彼女を主演にして、一度は製作中止になった映画「サンライズ・サンセット」を完成させる。同映画はタランスキーの不安をよそに彗星の如く現れた女優シモーヌの演技力により大ヒットする。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 CGの女優を映画デビューさせ、自らの映画監督としての地位を高めようとする映画監督の映画。
 この映画のよいところはシモーヌは人工知能を持っているわけではなく、主人公ヴィクター・タランスキー自らが吹き替えで喋り、演技もさせている点。それゆえに全て自分のプロデュースなのに監督としての自分がほとんど世間から評価されず、シモーヌだけが評価されることで主人公が嫉妬と焦燥感を次第に募らせていくところが、よく描けている。
 ただ、最初にコンピュータは苦手だといっていた主人公が半年で独学でCG合成を駆使した一本の映画を作ったり、畑違いの歌手コンサートまでリアルタイムで一人でプロデュースしてしまうのは無茶がありすぎる気がする。