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| タイトル | マッチスティック・メン |
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| 原題 | MATCHSTICK MEN |
| 公開年 | 2003 アメリカ |
| 監督 | リドリー・スコット |
| 出演者 |
ニコラス・ケイジ サム・ロックウェル アリソン・ローマン ブルース・アルトマン ブルース・マッギル |
| 内容 | 詐欺家業を営むロイと相棒フランクは、リスクを冒さず、地道に稼いでいた。そのため、ロイは現在は独身ながらもスタイリッシュな高級住宅で悠々自適の生活を送っている。しかし、大きな問題も抱えていた。それは重度の潔癖性と広場恐怖症である。 ある時、薬をなくし、精神不安に陥ったロイは電話でフランクに相談し、精神分析医ドクター・クラインを紹介してもらう。そこで薬をもらう代わりに自分の過去を打ち明ける。 クラインの仲介でロイの元妻に自分の娘がいたことを知ったロイは、14歳の娘アンジェラと再会を果たす。娘との生活で彼の精神病は快方に向かうが、アンジェラはロイの仕事に興味を持つようになる。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆☆★ |
| 評 | 詐欺師と娘の日々を描いたヒューマン・コメディ映画。 相手を騙していたつもりが、実はまわりの関係者がグルになって騙されていたという「ワイルド・シングス」のような展開で、少々驚かされた。 ただ、最初から主人公ロイの金を奪うための計画だったとすると、少々計画に詰めの甘さと偶然性の強い部分が残る。例えば、ロイがフランクに精神科医を紹介してもらうくだりはロイが薬を流しで流さなかったら、計画が始まらなかったわけでこの点は偶然性が強すぎる。それと、アンジェラの母が計画に加担していないのも不自然。もし一度でもロイが母と会ったり、電話で会話して、アンジェラが本当の娘でないことが知れたら、計画は失敗なわけでこの点での妨害工作が全くなされていないのはおかしい。 また、精神科医が本当の薬ではなく、偽薬をロイに渡すのだが、結果的にロイの病気は精神的なもので薬は偽薬でもよかったわけだが、もし本当に薬を必要としていたら、その時点で彼は倒れてしまうため、計画は失敗に終わってしまうのではないか。さらにロイとアンジェラを急な取引のために参加させるシーンがあるが、これも彼女を参加させるかどうかは不確かな要素が強いと思う。 ロイを騙す計画に穴が在りすぎで、ラストのどんでん返しを見ても呆れてしまうだけだが、ただロイが今まで詐欺師という仕事をまわりから隠すために心を閉ざしたことで病気に悩まされていたが、全財産を失ったことでもう隠す必要もなくなり、堅気に戻ってかねてより好きだった女性と暮らせるようになるという展開は、ただ騙されて終わりといういたたまれないラストよりすっきりしてよかった。 それにしても、フランクの裏切りはいくらなんでもやりすぎ。相当、怨みでもない限り、普通は親友をこんなひどい目に遭わすことはしないと思う。 |