cover
タイトル レッド・サイレン
原題 THE RED SIREN
公開年 2002 フランス
監督 オリヴィエ・メガトン
出演者 ジャン=マルク・バール
アーシア・アルジェント
フランセス・バーバー
アクレサンドラ・ネグラオ
内容  アニータ警部補に面会を求め、12歳の少女アリスが警察を訪れた。母エバが家政婦を殺したと言って1枚のDVDをアニータに渡すアリス。アニータは別室でDVDを見ると、そこには家政婦を拷問する殺人映像が。アニータは上司に相談するが、アリスの母親は200以上の会社を持ち、武器も扱う大物で警察としては迂闊に手を出せないと言う。
 アニータは独断でエバの家を家宅捜索するが、証拠は見つからず、逆にエバが警察に抗議に現れ、アリスを連れ戻そうとする。しかし、アリスは警察から一人で逃走。エバの部下たちの追われる中、偶然出会った元傭兵ヒューゴーに助けられる。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 母親から狙われる少女と元傭兵の逃避行を描くアクション映画。
 どことなく全体的なストーリー展開は「レオン」に近い。しかし、「レオン」は殺し屋と少女との心の触れあいを描いていたのに対し、こちらは比較的戦いを前面に押し出している。アリスとヒューゴーの間に女刑事のアニータが入り込んでいるため、あまり恋愛的なムードはなかった。
 しかし、その分、戦闘シーンはなかなかかっこいい。特にホテルでのヒューゴーとエバの雇った傭兵団との闇の中での銃撃戦が大迫力。
 アニータ役アーシア・アルジェントのワイルドな演技は今回も健在。
 ストーリー的には、いささか疑問の残る展開。
 特に序盤でアリスはアニータ警部補を指名して、母の犯罪映像を記録したDVDを渡すのだが、なぜアニータ警部補なのかという理由が最後まで明かされていない。また、父に会いに行くのが最終的な目的なら、母の部下に追われることを考えたら、警察に行くより先に父に会いに行った方がいいような気もする。
 それと、アリスとヒューゴーの出会いが偶然というのももう少し何とかして欲しかった。
 全体的にアリスの行動や心情がわかりづらいため、ストーリー展開そのものもしっくり来なかった。
 最後にアリスに銃を渡して自分を撃ってみろと脅して、結局撃たれた母エバの行動はちょっと理解できなかった。どう考えても、アリスには逃げ場のない状況なんだから、普通は撃つと思うのだが。
 ちなみに映画を観ればわかるがタイトルの「レッド・サイレン」は父からのハガキに描かれた「赤い海の精(セイレーン)」のこと。