デッドロック
タイトル デッド・ロック
原題 UNDISPUTED
公開年 2001 アメリカ
監督 ウォルター・ヒル
出演者 ウェズリー・スナイプス
ヴィング・レイムズ
ピーター・フォーク
マイケル・ルーカー
ジョン・セダ
ウェス・ステュディ
内容  凶悪犯罪者を収容するカリフォルニア州のスウィートウォーター刑務所にレイプ事件で有罪判決を受けたボクシング元ヘビー級チャンピオンジョージ・”アイスマン”・チェンバースが入所してきた。ボクシング界を追われた屈辱と怒りから刑務所内で傍若無人に振る舞い、孤立していくチェンバースはことあるごとに刑務所内で特別プログラムとして行われる囚人たちのボクシングで67戦無敗の王者モンロー・ハッチェンと衝突する。二人の対立に目をつけた特別待遇の大物囚人メンディ・リップスティンはマフィアに連絡を取り、賭けボクシングを画策する。
おすすめ度 ☆☆★★★
 刑務所ボクシング映画。
 数ヶ月前までは現役の無敗の世界チャンピオンと刑務所では67戦無敗の元ボクサーの対決というある意味、統一王座決定戦みたいな映画で、設定からして興味をそそられる。しかし、この映画はその面白い設定をうまく生かし切れていないのが大きな問題。
 ストーリー的な展開からいえば、ハッチェンもチェンバースもどちらも絶対試合に負けられない状態で最後の対決に望むのが理想なのに、実際にはハッチェンは勝てば、自分に賭けられた賞金の一部がもらえるため、勝つ必要性はあるが、チェンバースの方は釈放の鍵を握る賭けの胴元のマフィアがハッチェンに賭けている以上、勝つ必要性より負ける必要性が出てくる。さらにチェンバースは悪行がたたって、刑務所内の支持はほとんどがハッチェンに向かい、ハッチェンが勝つ方向性に向かっている。
 そんな状況で終盤、ハッチェンとチェンバースがボクシング試合をし、普通にハッチェンが勝ってしまっても面白味がない。しかも、チェンバースはその後、釈放されて、プロ・ボクシングの世界に復帰したとなれば、ピーター・フォーク演じる刑務所のプロモーターが真剣勝負だと主張したとしても、八百長としか思えないだろう。
 役者の演技はよかったが、ストーリー的には盛り上がりに欠ける映画となってしまった印象。